木軸|キングウッド ボールペン・スタンダード(野原工芸|木軸ボールペン)
記事公開日:2022年11月6日
野原工芸 キングウッド ボールペン・スタンダード をお迎えしました。
こちらの工房は本当に購入できないです。
工房に伺うことができればいいのですが、要予約で予約もなかなかできないようですし、場所的にもなかなか……。
2022年5月中頃にオンライン申し込みを行い、2022年11月にようやく手にすることができました。
予約期間内でも、早く申し込んだ方はもう少し早く手にすることができるかもしれませんが、それでも数ヶ月程度は必要だと思われます(申し込みが早い方だと2ヶ月等もあるようです)。
シャープペンに変更するパーツを作成しました。シャープペンよりもボールペンの方が入手がしやすいので「ボールペンは持っているけどシャープペンが使いたい!」という人は挑戦してみる価値があるかもしれません。
4C規格(D型)をパイロット用にするリフィルアダプターの作り方です。
野原工芸 ボールペン・スタンダードでジェットストリームを使いたい方はお役立てください。
趣味の文具箱が木軸特集です。
キングウッド ボールペン・スタンダード
1000年以上の歴史と伝統を現在に受け継ぐ南木曽ろくろ細工。その産地である、長野県の木曽谷に店を構えている野原工芸です。
地域の伝統や、風習を大切にしつつ、時代の移り変わりに敏感に、1つ1つを手作りで丁寧にものづくりをしています。
どんなに機械化されても最後はやっぱり人の手の感覚で仕上げます。使う人の嬉しい顔を見るのが最高のよろこびです。
公式サイトより引用。公式サイトは こちら。
作り
軸はキングウッド。
ボールペンのリフィルはパイロットのアクロインキ。
個人的に一番好きな低粘度インクです。
想像以上に黒い杢目です。
画像では伝わらないですね。
金属はシルバーとゴールドが選択可能。
ゴールドの場合、”玉クリップ” も選択可。
私はスマートと感じるシルバーを選択しました。
別角度から。
シャープな印象のクリップ。
ペン先と口金には隙間がほんの少しあり、わずかに金属音がします。
接続部の段差はありません。
指の腹で触っても素材の違いがなければ感じないほどです。
金属部はグリップ力向上のため(予想)すべりにくい質感。
ただ、そこまで下をグリップして筆記しないかも…。
クリップの反対側です。
芯を交換する際は口金を外して交換します。
シルバーの箇所まで外すことができました。
初期装填されている字幅は F(0.7mm)でした。
M(1.0mm)に変更して、どっしりと書いた方がこのペンには合いそうです。
接続部はどちらも金属製で耐久性は高そうです。
サイズ・重さ
木軸筆記具は同じものはないので参考値です。
”重さが結構ある” とうわさを耳にしていましたが確か重いです。
樹種によって多少異なるとは思いますがヘビー級ですね。
バランスがいいので数字ほどの重さは感じませんが、長期筆記には向かないかもしれません。
長さ(※ 1) | 136mm |
最大径(※ 2) | 12.6mm |
重さ | 38.5g |
※ 1 : 芯を出していない状態
※ 2 : クリップ含まず
まとめ
念願の野原工芸木軸ペン。
木軸ペンブームの火付け役ですね(だと思っています)。
私もこれまで 30数本、木軸のペンをお迎えしてきましたが、ついにお迎えしました。
いろいろな杢を見てみたいと思い、杢のわかる樹種をいくつかお迎えしてきました。
その中で今回は キングウッド。
経年変化、杢をふんだんに楽しむという樹種という点では別の樹種かもしれません。
”実用的なペン” ということでキングウッドのボールペンを選択しました。
重厚な雰囲気もいいんですよね。
”なるほどこれが人気の木軸ペンか…” と思いました。
筆記の際のガタツキ、筆記音もせず 快適に使えそうです。
少し重いので長時間の筆記は辛いところです。
公式サイトで次の予約時期が掲載されていますのでそちらをご覧ください。
公式サイトは こちら。
2023年1月 追記
ヒビが入りました。すごいショック…。
キングウッドもやはり木。割れるんですね。
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