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レビュー|ラミー2000[LAMY2000]シャープペン(ラミー[LAMY]|シャープペン)

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記事公開日:2021年10月21日

名作 ラミー2000[LAMY2000] シャープペン(シャーペン)です。1966年から変わらないデザインですが、50年以上前のデザインとは思えないくらい洗練されたデザインです。

非常に書きやすいのですが、そのままだと筆記の際、若干グラつくので対応が必要です。解消方法はのちほど記載します。

ラミー2000[LAMY2000] シャープペン

ラミー2000 シャープペン です。
ラミー[LAMY]は高いデザイン性と機能性を併せ持ったドイツの筆記具メーカーです。
そしてこの ラミー2000 のデザインを 50年 以上前(1966年)に作ったというのですから驚きです。
ラミー2000の ”2000” には「2000年にも色褪せない物にしたい」という思いが込められています。
今でさえも、近未来的なイメージを持ってしまうほど洗練されたデザインですよね。

特徴

特徴はやはりヘアライン加工でしょう。
「本当に樹脂製?木じゃないの?」と疑ってしまうほどキレイなヘアライン加工です。

樹脂軸ではありますがヘアライン加工が施されいて、かつ なめらかな曲線ため非常に手に馴染みます。
あとで記載しますが、下の画像でうっすら線があるのがおわかりでしょうか?
ここから分解できます。なぜこの位置なのか…。

先端のメタル部分もヘアライン加工され、派手ではないですがアクセントとなっており、この 2色のバランスが絶妙です。
そして、このメタル部分と樹脂部分を指で触ってもわからないほど段差がなく一体化されています。
爪でなぞってもわからないくらいです。
ラミーの商品へのこだわり、技術の高さを感じます。

サイズ・重さ

計測箇所サイズ
全長138mm
最大径(クリップは除く)12.0mm
計量パーツ重量
全体18.4g

作り

既に記載しましたが、全体にヘアライン加工がされています。
基本的に樹脂製ですがクリップ部分と口金部分は金属です。
クリップにはバネが仕込まれていてポケットに挟む際には生地を痛めることがありません。

おもしろ機能

下の 2枚の画像の違いがおわかりでしょうか?

2枚目の画像の方が少しだけ金属部分が短いです。
2枚目の状態は「芯がセットされていますよ~」という ラミー2000 からのお知らせです。
2枚目の状態ですと 1回ノックすれば芯が出てきます。
1枚目の状態は芯がないか、ペン先先端まで芯が来ていない状態です。

芯の太さ

芯の太さは 0.5mm と 0.7mm の 2種類 ラインナップされています。
私の所有しているものは 0.7mm です。
ノック部分に「7」と刻印されています。

バランス

口金が金属なので「前重心?」と思いますがほぼ中心付近に重心があり、扱いやすいです。
バランスも良いのですが、軸がなだらかな流線型のため自然に手で包み込むような持ち方になり、手にフィットし長時間の筆記でも疲れにくいです。

重心位置の画像です。
中心より気持ち前、一番太いところです。

気になるところ

カッコいいラミー2000ですが気になる所がないわけではありません。
個人的には下記の点が気になります。

気になるところ

■ クリップのエッジがキツすぎて他のものに傷がつくことがある(新品は触ると痛いくらい)(※ 1)
■ 数年使うとヘアライン加工がテカテカになる(※ 2)
■ 口金部分に隙間があり若干、筆記の際、グラつく(※ 3)

※ 1:私はヤスリ(1500番)で削っています。
削ったところで以降にキズを付けないかというと、ゼロにはならないですが削っています。
触ると痛いので…。
※ 2:ヘアライン加工自体、とても細かい加工ですし、樹脂製なのでなおさら削れるのも仕方ないかもしれません。 経年変化として楽しむくらいの心に余裕があるといいんですかね。 もしかすると ”もう1本買ってね!” というメーカー側からのメッセージでしょうか?
※ 3:次で解消法を記載します

グラつき解消法

下の画像をご覧ください。
「気になるところ(※ 3)」で記載した隙間です。

若干、隙間があるのがわかりますか?

下の画像のように分解できますので、マスキングテープを巻くことで解消できます。

ただ、なぜここで分離なのか…。
普通に考えたら金属と樹脂の箇所から外れそうなものですよね。

ラミー2000はローラーボールも、万年筆も素人目には「ん?」と思う位置に切り込みが入っていたりします。

ラミー2000には万年筆、ローラボール、ボールペン、4色ボールペン、そして、このシャープペンがあります。

種類に関係なく、同じ金型を使い回せる等 でコストが抑えられるとか何か理由があるのかもしれません。

あくまで推測の域です。

テープの巻く位置

少し話がそれました。
下の画像のように 1 回転 ほど巻きます。
テープの厚みにもよるので調整してください。
ペン先先端すぎると軸にセットできなくなるので、下の画像のように先端から少し離れたところに巻きます。

マスキングテープを巻いてグラつき防止
巻く位置に注意!

おすすめのマスキングテープはこちらの記事をご覧ください。
> おすすめのマスキングテープ
(ブログ内のリンクです)

まとめ

重さが 18g超 と数字だけですと重そうに感じますが、バランスが良いため重さは感じず、書きやすいです。
ただ、そのままではグラつくので、ひと手間 加える必要があります。
一度対応すれば快適に使えるのでぜひ試してみてください。

ラミー2000 ローラーボール の記事もあります。こちらも合わせてご覧ください。

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文房具(特に筆記具)が好きなサラリーマン。万年筆は約100本・ボールペンも約100本・シャープペンは約50本、木軸ペン、その他筆記具(フェルトペン、蛍光ペン 等々)も数え切れないほど購入しています。最近は海外のお店から万年筆のペン先を購入し、カスタマイズを楽しんでいます。壊してしまった万年筆が何本もあります。

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