ジェットストリーム替え芯が登場|ラミー2000[LAMY2000] 単色ボールペン(ラミー[LAMY]|ボールペン)
記事公開日:2025年2月4日

「ラミー2000[LAMY2000]」単色ボールペンです。
1966年の誕生から約60年の時を経ても、世界中で愛され続けている洗練されたデザインです。
LAMYのボールペンで使えるジェットストリーム替え芯がついに登場です。
LAMY2000をはじめとしてこれまでのLAMY社製ボールペンインクは筆記の際、書きはじめがかすれたり、やや強めの筆圧が必要でした。
2025年1月についに「ジェットストリーム替え芯(M17)」の登場。LAMY2000でサラサラ筆記が可能になりました(※)。
※:2025年2月時点ではLAMY2000は初期にセットされているインクは ジェットストリームではありません。「ジェットストリーム替え芯(M17)」を別途購入する必要があります
高いデザイン性と機能性を併せ持ったドイツの筆記具メーカーです。
極限まで無駄を削ぎ落とした究極のカタチがブランドの特徴となっています。
2024年三菱鉛筆による全株取得と連結子会社化にともない、今後の展開が楽しみなメーカーです。
LAMY2000 ボールペン
LAMY2000の「2000」には「西暦2000年になっても色褪せない物にしたい」という思いが込められています。
LAMYにはLAMY2000に限らず、シンプルなデザインでありながら機能性に優れた筆記具が数多くあります。
しかし、LAMYのボールペンのインクは昔ながらの油性インクで、書きはじめがかすれてしまったり、ある程度の筆圧が必要です。今日の日本製の高品質のインクを使っている人には書きにくいと感じる人が多いのも事実です。
「もっと書きやすいインク(低粘度インク)であればいいのに…」という声がブログやYouTube等でも見受けられます。
LAMYについに低粘度インク登場
2024年、三菱鉛筆はLAMY社の全株式を取得し、LAMY社を連結子会社としました。
「三菱鉛筆 + LAMY の商品が出るとなると…?」ということで様々なうわさが飛び交いましたが、2025年1月ついに発売されしました。
第一弾としてLAMYの看板商品である「LAMY Safari ボールペン」に「ジェットストリーム」が搭載された「LAMY safari JETSTREAM INSIDE」です。
引用元:三菱鉛筆公式サイト
大人気の「三菱鉛筆 ジェットストリーム」と「LAMY safari」の夢のコラボです。
「LAMY safari JETSTREAM INSIDE」の発売に合わせて「ジェットストリーム替え芯(M17)」も発売されました。
昨今の物価高騰の影響もあるかもしれませんが、1,000円(+税)はやや高い印象ではあります。ただ、毎日のように使用するボールペンなのでそこは目をつぶりたいところです。
これまでのLAMY社製ボールペンインクは筆圧が必要で使いにくいと感じていた人もジェットストリーム替え芯(M17)の登場でサラサラと筆記が可能になります。
LAMY2000以外のLAMYのボールペンでも使うことができますのでLAMY人気がこれまで以上に高まりそうです。
LAMY2000の特徴
LAMY2000に戻ります。
LAMY2000の特徴はヘアライン加工です。「本当に樹脂製?木じゃないの?」と疑ってしまうほどキレイなヘアライン加工です。
樹脂軸ではありますがヘアライン加工が施されいて、かつなめらかな曲線ため非常に手に馴染み、ホールド感が抜群です。
先端のメタル部分もヘアライン加工され、派手ではないですがアクセントとなっており、この 2色のバランスが絶妙です。
このメタル部分と樹脂部分を指で触ってもわからないほど段差がなく一体化されています。
爪でなぞってもわからないくらいです。LAMYの商品へのこだわり、技術の高さを感じます。
替え芯の交換は下の画像の箇所から分解し、交換します。
どうしてここなんだろうと思う位置です。シャープペンも同じような位置なので製造コスト等と関係するのかもしれません(ただ、形が異なるので真意は不明)。
ペン先のアップ。接触音等はなく、快適な筆記が可能です。
サイズ・重さ
計測箇所 | サイズ |
全長 (芯を出していない状態) | 136.0mm |
全長 (芯を出した状態) | 138.7mm |
最大径(クリップは除く) | 12.0mm |
計量パーツ | 重量 |
全体 | 16.0g |
クリップ
基本的に樹脂製ですがクリップ部分と口金部分は金属です。クリップにはバネが仕込まれていて、ポケットなどに挟む際には生地を痛めることがありません。
バランス
口金が金属なので「前重心?」と思いますがほぼ中心付近に重心があり、扱いやすいです。
ヘアライン加工のため、グリップ感・ホールド感があり、非常に書きやすいです。
重心位置の画像です。ほぼ中心の一番太いところです。
気になるところ
個人的には下記の点が気になります。
※ 1:私はヤスリで削っています。削ったところで以降にキズを付けないかというと、ゼロにはならないですが削っています。触ると痛いので…
※ 2:ヘアライン加工自体、とても細かい加工ですし、樹脂製なのでなおさら削れるのも仕方ないかもしれません。 経年変化として楽しむくらいの心に余裕があるといいかもしれません
※ 3:好みの問題になりますが、もう少し重量があった方がいいと感じます
※ 4:追加購入する必要がありますが、2025年1月についに登場した「ジェットストリーム替え芯(M17)」を使用することで解消されます。ジェットストリーム好きにはたまりません。黒だけでなく、青、赤も発売されたらもっといいのに…
下の画像は使い込んでテカテカになった軸。
プレミエステンレス
素材がステンレスバージョンもあります。2025年2月時点で33,000円(+税)とお高めです。ステンレスバージョン以外にも木軸バージョンもあります。
こちらはこれまでの通常版とは異なり「36.9g」とヘビー級です。
手にした瞬間は「思ったよりも軽い」と感じますが、しばらく筆記していると「やっぱり重い」と感じます。
こちらもヘアライン加工がされているのですが、ツルツルの加工で他の筆記具にキズを付けることはありません。若干、滑りやすいと感じるかもしれません。
替え芯を交換する際の接続部分が通常版とは異なり、一番太い箇所にあります。プレミエステンレスはクリップ先端付近と高重心。寝かせ気味で筆記すると書きやすいです。
まとめ
約60年前のデザインとは思えないほど洗練されたデザインのLAMY2000。
従来の替え芯(M16)では少し書きにくいと感じていた人にも「ジェットストリーム替え芯(M17)」の登場でサラサラな筆記が可能になりました。
海外製メーカーの筆記具にしては比較的良心的な価格設定なのもうれしいところ。2025年2月時点 定価13,000円(+税)、インターネットであればさらに安く入手可能です。
ジェットストリーム替え芯(M17)の登場でLAMYの人気がさらに高まりそうです。
Safariもポップで可愛いイメージですが、少し大人のLAMY2000はおすすめできる1本です。
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