木軸|チューリップウッド ボールペン・スタンダード(野原工芸|木軸ボールペン)
記事公開日:2023年11月18日
野原工芸 チューリップウッド ボールペン・スタンダード をお迎えしました。
個人的には2本目の野原工芸の木軸ペンです。
こちらの工房は相変わらず購入できないです。あっという間に売り切れます。
インターネットだと年に2回のみの販売なのでなかなかお迎えできないですよね。
先日(2023年11月)行われた2024年上半期の申し込みも、”あ!今日だった” と思い出してアクセスしたら売り切れ…。X(旧ツイッター)で確認すると販売開始1時間後くらいだったようですが、それはもう売り切れですよね。
画面にへばりついて申し込みをする覚悟でないとインターネットでの購入は難しいですね。
さて、チューリップウッドの話に戻ります。
2023年5月に申し込みを行い、2023年11月にようやく手にすることができました。1本目と同じく、注文から半年で我が家に来てくれました。
シャープペンに変更するパーツを作成しました。シャープペンよりもボールペンの方が入手がしやすいので「ボールペンは持っているけどシャープペンが使いたい!」という人は挑戦してみる価値があるかもしれません。
4C規格(正確にはD型)をパイロット用にするリフィルアダプターの作り方です。
野原工芸 ボールペン・スタンダードでジェットストリームを使いたい方はお役立てください。
趣味の文具箱が木軸特集です。
チューリップウッド ボールペン・スタンダード
1000年以上の歴史と伝統を現在に受け継ぐ南木曽ろくろ細工。その産地である、長野県の木曽谷に店を構えている野原工芸です。
地域の伝統や、風習を大切にしつつ、時代の移り変わりに敏感に、1つ1つを手作りで丁寧にものづくりをしています。
どんなに機械化されても最後はやっぱり人の手の感覚で仕上げます。使う人の嬉しい顔を見るのが最高のよろこびです。
公式サイトより引用。公式サイトは こちら。
作り
軸はチューリップウッド。
ボールペンのリフィルはパイロットのアクロインキ。
個人的に一番好きな低粘度インクです。
チューリップウッド、キレイです。
インターネットでの購入の場合、家に届いてから色味、杢目がわかるわけですが、箱を開けた瞬間思わず「うわぁ…」と口から出ました。もちろん喜びの声です。非常にキレイな色です。
先端の金属とクリップの色はシルバーとゴールドが選択可能(どちらか一つ)。私はシルバーを選択。
形状もシャープな印象のクリップ。
2022年にお迎えしたキングウッドと比較するとクリップが変更されています。
並べてみました。
キングウッドはまっすぐでしたが、新しいものは軸から5mm程度のところから1クッションあり、刻印(マーク?)があります。
長さがわずかに短くなっており、先端の形状(挟むポイントの形状)も変更されています。
リフィル(替え芯)のペン先と口金には隙間がほんの少しあり、わずかに金属音がします。
筆記角度にもよるのでリフィルにもよるのかなとは思います。
チューリップウッドの色と金属部の漆黒とが相いまって、素敵なコントラストを形成しています。が、接続部に段差が少しあります。1本目のキングウッドにはなかったのでちょっと残念です。これも手作業の作品の味でしょうか。
画像では少しわかりにくいかもしれません。
ただ、ここまで下を持って筆記することはないので問題はありません。
様々な角度から。
リフィル(替え芯)を交換する際は口金を外して交換します。
初期装填されている字幅は F(0.7mm)。
M(1.0mm)に変更してどっしりと書いた方がこのペンには合います。
先端のシルバーの箇所も外すことができます。
こちらはキングウッドの画像。
接続部はどちらも金属製で耐久性は高く、回す際の遊びは感じません。
サイズ・重さ
木軸筆記具は同じものはないので参考値です。
バランスがいいので数字ほどの重さは感じませんが、長期筆記には向かないかもしれません。
長さ(※ 1) | 136mm |
最大径(※ 2) | 12.6mm |
重さ | 38.2g |
※ 1 : 芯を出していない状態
※ 2 : クリップ含まず
まとめ
野原工芸 2本目の木軸ペン。
最近では木軸ペンを販売する工房も増えていますが、火付け役はやはり野原工芸ですよね。
なかなか手に入りにくい状況はいつまで続くのでしょうか…。
今回はお迎えしたチューリップウッド。
チューリップウッドは使い込むことでツヤが出るのでツヤを楽しみたいです。
筆記の際のガタツキ、筆記音もせず 快適に使えそうです。
公式サイトで次の予約時期が掲載されていますのでそちらをご覧ください。
公式サイトは こちら。
毎年、5月と10月に予約が規定路線でしょうか。
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