【レビュー】三菱鉛筆 ZENTO シグニチャーモデル3色モデル|単色モデルと比較
記事掲載日:2026年9月23日

上の画像は左2本が3色モデル、右1本が単色モデルです。
三菱鉛筆 ZENTOのシグニチャーモデル3色モデルを少し前ですが購入しました。
3色モデルより前に単色モデルが登場し、人気が高く、一時は入手しにくい状況でした。最近では以前より、店頭でも見かけるようになりました。
3色モデルはまだ店頭でも見かける機会は少ないですが、運よく購入できました。

3色モデルは1本で色分けできるのは便利ですが、気になるのは単色モデルからの変化です。
軸は太くなるのか、ペン先はグラつかないのか、書き心地はどうなのか。そして、1色あたりのインクはどれくらい使えるのか(筆記できるのか)。
この記事では単色モデルとの違いを見ていきます。
ZENTO シグニチャーモデル 3色モデルとは?

正式名称は「ユニボール ゼント シグニチャーモデル 回転繰り出し式3色ボールペン」。
ZENTOインクを搭載し、回転操作で使用する色を切り替えるモデルです。
ストレスフリーなやわらかい書き心地と、にじみを抑えたきれいな描線が特長です。
- やわらかい書き心地を実現する『クッション成分 POA界面活性剤』(ポリオキシアルキレン)
ペン先のボールと紙面の間でクッションのような緩衝作用を果たし、筆記時の摩擦抵抗※を和らげます。※:三菱鉛筆 従来品比 約40%減 - インクの広がりやにじみを抑える『引き寄せ粒子』
インク同士を引き寄せることで描線のにじみや裏うつりを抑えます。
三菱鉛筆 商品情報より引用
特徴的なのは、3色ペンでありながらマグネット式キャップを備えていること。
キャップをポストした(後端につけた)まま、回転機構を操作できます。
「キャップ式か、回転式か」の二択ではなく、キャップと回転繰り出し機構を組み合わせた構造です。
今回取り上げるのは「ユニボール ゼント シグニチャーモデル 回転繰り出し式3色ボールペン 0.38mm シルバー」。
比較する単色版は「ユニボール ゼント シグニチャーモデル 0.38mm シルバー」です。
商品情報:三菱鉛筆|シグニチャーモデル 回転繰り出し式3色ボールペン
個人的には3色モデルはシルバーより先に黒を購入したのですが、手の脂が目立ち、気になるのでシルバーモデルも購入しました。
単色版とサイズを比較|最大径・長さ・重さの違い
サイズは持ち運びやすさだけでなく、握りやすさにも関わります。
収納時の大きさに加えて、キャップポストした筆記時の長さも比較します。

サイズ・重量は、手元にある製品をノギスとスケールで実測した値です。測定位置や測り方によって誤差が生じる場合があります。
メーカー公表値ではありませんので、目安としてご覧ください。
| 比較項目 | 3色モデル | 単色モデル |
| 最大径(太さ) ※1 | 13.2mm | 13.1mm |
| グリップ部分の直径 ※2 | 11.6mm | 11.3mm |
| 収納時の全長 | 127mm | 123mm |
| キャップなしの全長 ※3 | 123mm | 119mm |
| キャップを後ろに装着した全長 ※3 | 137mm | 133mm |
| 総重量 (替え芯・キャップ込み) | 24.7g | 22.2g |
| 本体重量 (替え芯込み・キャップなし) | 18.0g | 15.5g |
※1:クリップは含まず
※2:グリップ部の中央付近
※3:3色モデルは芯を出した状態の長さ
並べて比較
上が3色モデル、下が単色モデルです。



重心位置

キャップポストした時の重心位置です。
ZENTOシリーズはキャップポストして使う前提と思っていますので、キャップポストした状態での重心位置です。
実際に書いたときのバランス

私が普段握るのは、ペン先から約35mmの位置です。
筆記時のバランスに関しては、単色モデル、3色モデル特段違いは感じていません。
強いて言えば、単色モデルの方が少し細く感じます。実際、グリップしている箇所の太さを比較したところ、0.2mmしか変わりませんでした。
重さ、長さがちょっと違うだけで印象が違うものなのだなと思いました。
特徴のひとつのキャップの着脱

単色モデルから変わりませんが、磁気によるキャップの着脱は健在です。
着脱時、磁気の力により「スコっ」とはまります。
ただ、3色モデルのキャップの磁気は弱くなっているのか、単色モデルよりも着脱音は気持ちいい音がしません。個人的には単色モデルの着脱音の方が好きです。
使用時の周りへの配慮がされたのかもしれません。
ペン先のグラつきは気になる?

今回、特に確認したいのが 筆記中のペン先のグラつき です。
インクのなめらかさとは別に、紙へ触れるたびに先端が動いたり、音がしたりすると気になることがあります。
3色モデルはグラつきはほとんど感じませんでしたが、ペン先が紙に接触した時に「カチっ」と音がすることがあります。
必ずではないのですが、発生する時があります。単色モデルと比べるとわずかに大きい音です。
意図的にやらないと気づかないかもしれませんが、筆圧を強くするとわずかにペン先がグッと入り込みます。
どちらも、3色切り替え機構の影響なのかもしれません。
ただ、どちらも本当にわずかです。気になって仕方がないというレベルではありません。
インク量と筆記距離|1色あたりどれくらい使える?

3色になったことで気になるのが、1色あたりのインク量です。
これまでに発売されている他の多色ボールペンでも同じことですが、多色にすることにより、芯を格納するスペースが狭くなり、1色当たりのインクの量が少なくなるという問題があります。
当然、シグニチャーモデル3色モデルでもその問題は発生します。
黒を中心に使う場合は、赤や青が残っていても、黒だけ先に交換することになります。
このため、インクの持ちを考えるときは、3色の合計だけでなく、よく使う1色でどれくらい書けるか に注目したいところです。
単色モデルと3色モデルでは替え芯が異なる
公式の替え芯情報では、0.38mm、0.5mmの単色モデルはUBR-Zシリーズ、3色モデルはUBR-ZMLシリーズが対応しています。
| 比較項目 | 3色モデル | 単色モデル |
| 0.38mmボール径 | UBR-ZML-38 | UBR-Z-38 |
| 0.5mmボール径 | UBR-ZML-05 | UBR-Z-05 |
| 替え芯1本の参考価格(+税) | 130円 | 120円 |
※:価格は2026年9月に確認した公式掲載値です。実売価格は販売店によって異なります。単色モデルは0.7mmボール径もあります
出典:三菱鉛筆|水性ボールペン替え芯
ただし、替え芯の外径や全長だけでは、内部のインク量は分かりません。また、インク量の比率がそのまま筆記距離の比率になるとも限りません。
筆記距離の公表値は確認できず
今回確認できた公式の商品ページと替え芯情報では、筆記距離の数値は見つけられませんでした。そのため、昔からお世話になっている「ボールペンManiax」さんの値をお借りします。
約500m〜1,000m(文字数に換算すると約12,000〜25,000文字)が目安とのこと。
| ボール径 | 黒 | 赤 | 青 |
| 0.38mm | 280m | 280m | 280m |
| 0.5mm | 約600m | 約600m | 約500m |
替え芯の価格差は1本あたり10円ですが、同じ距離を書くための費用を比較するには、筆記距離の情報も必要です。
出典:ボールペンManiax
単色モデルと3色モデルどちらを選ぶ?
左2本が3色モデル、右1本が単色モデルです。

選ぶときにまず考えたいのは、普段どれくらい色を使い分けるかです。
黒だけで書くことが多いのか、それとも1本でメモや手帳を色分けしたいのかで、3色モデルの便利さも変わります。
そのうえで、握ったときの太さや重さ、先端の安定感、色を切り替える操作が自分に合うかを確認すると、選びやすいと思います。
3色使えること自体の便利さに加え、普段の書き方に合っているかどうか。そこまで含めて選びたい1本です。
私は手帳では3色モデル、それ以外は単色モデルを使用しています。
シグニチャーモデル 3色モデル
シグニチャーモデル 単色モデル
関連記事・おすすめ記事
文房具のイベント記事一覧です。

気になったことありませんか?

他の人の筆記具をどれだけ気にしているかを記事にしました。




