LAMY ideos(ラミーイデオス)|レビュー(LAMY|ボールペン)近未来的デザイン
記事公開日:2021年11月21日
LAMY(ラミー)新シリーズ LAMY ideos(ラミーイデオス)。
価格 15,000円 17,000円(+税)です。
2022年11月 追記:17,000円に値上げされました
2021年11月 の xevo(セヴォ)に続いての新作です。
- LAMY xevo(ラミーセヴォ) の記事です。
> LAMY xevo(ラミーセヴォ)
(ブログ内のリンクです)
高いデザイン性と機能性を併せ持ったドイツの筆記具メーカーです。
極限まで無駄を削ぎ落とした究極のカタチがブランドの特徴となっています。
公式サイト より一部引用
■ LAMY ideos(ラミーイデオス)の特徴・スペック
LAMY ideos(ラミーイデオス) ボールペン
LAMY ideos(ラミーイデオス)
カール・ハンセン&サンやハーマンミラー等、著名な家具ブランドに数多くデザインを提供してきた気鋭のデザインユニットEOOS(イーオス)が、ラミー イコンでのコラボレーション以来10年以上の時を経て再びラミーとタッグを組みました。
アイコニックなティアドロップ型のバレルは、指先にしっくりと馴染むエルゴノミックデザイン。傾斜面に取り付けられたユニークなスプリング内臓クリップは、転がり防止の機能も果たします。天冠から先端部へ流れるように変化するラインが見る者の目を奪います。
公式サイトより引用。公式サイトは こちら。
特徴
すっきりしたデザイン
先端からなめらかな曲線、色もシルバーですっきりしたデザインです。
”白銀” というより ”温かみのある銀色”に見えます。
マット仕上げ以外の何か要因はわかりませんが、軸に温かみを感じます。
非常に薄いシャンパンゴールドっぽい気もします。
もしかしたら、光の当たり具合かもしれません…。
一部鏡面仕上げ
画像では伝わりにくいのですが、鏡面仕上げの箇所 3箇所 あり、シンプルなカラーでありながら華やかさもあります。
鏡面仕上げとマット仕上げの組み合わせが美しく しばらく眺めてしまいます。
おもしろい形状
形状が特徴的です。詳しくは次の ”形状” に記載しています。
形状
ティアドロップ型
ティアドロップ型でおもしろい形をしています。
下の画像は上から撮影したものです。
下の画像は上にティアドロップの先端が来るように撮影しています。
特徴的な形状で、先端すぐから後方までティアドロップ型です。
LAMY で頻繁に採用されるグリップ部の ”三角形” の底辺が丸みを帯びていると想像していただければわかりやすいでしょうか。
グリップ部から後方まで 3分割の画像です。
作り・スペック
作り
ペン先、クリップの表面(側面はマット仕上げ)、ノック部分が鏡面仕上げで、軸はマット仕上げです。
クリップはステンレス製。
グリップ部は三角形に近い形状とペン自体に重量があるため非常に安定します。
ティアドロップ型ははじめてなのですが、三角形同様にしっかり持つことができます。
下の画像は Safari です。
LAMY のといえば Safari、そして、この三角グリップですね。
芯の出し方
芯の出し方はノック式です。
金属独特の「シャッ!」と心地よい音がして芯が出てきます。
リフィルの交換
リフィルの交換はペン先の鏡面仕上げ部分と軸のマット仕上げ部分の境目から外してセットします。
突起が2箇所(画像の2つの突起が反対側下面にもあります)形状がティアドロップ型ということで決まった方向に設定しないとセットできません。
向きを覚えようにも、そこまで頻繁に芯は交換しないので忘れてしまいそうです。
これまでの画像のようにペン先を左に向けた場合
ペン先
ティアドロップの先端(尖った方)を向こう側
軸
ティアドロップの先端(尖った方)を上側
上記の状態でペン先を上になるよう(時計回し)にひねります
この接続部以外、切れ目はありません。
下の画像の箇所から外れます。
下の画像が突起物です。
上下に 各2つ ずつ突起があるのがおわかりいただけると思います。
クリップ
クリップにはバネが内蔵されており、挟む際に衣類を傷めません。
LAMY ではよく使われるものです。
使用感には全く関係ありませんが、クリップの裏側に「GERMANY 1」が刻印されています。
「1」はどういう意味でしょう。
先行販売で購入したので 第 1 版 とか?…(妄想です)。
サイズ・重さ
計測箇所 | サイズ |
全長 (芯を出していない状態) | 142mm |
胴軸径 (下の画像縦の径) | 12.4mm |
胴軸径 (下の画像横の径) | 11.0mm |
下の画像は実際の上から撮影したものです。
ペン先の接続部まで まっすぐこの形状です。
計量パーツ | 重量 |
全体 (リフィル込み) | 32.3g |
バランス
重心位置の画像です。
だいぶ後方です。
重心は後方にありますがペン自体に重量があるので、ペンを寝かせ気味の筆記になります。
そのため、接続部付近を持つのが一番気持ちよく書ける設計(後ろ目の重心)になっていると思われます。
書き味
M16、M字、黒 が初期装填されています。
書き味は…、M16の書き味です。
LAMYの純正リフィルは書き始めがかすれることが多いです。
日本製の低粘度インクに慣れている人ですと重たい書き味になります。
昔ながらのボールペンの書き味です。
筆圧が若干軽減される
xevo(セヴォ)は軽いため(13.2g)筆記する際にある程度筆圧が必要です。
しかし、 ideos(イデオス) は自重があるため、セヴォ(xevo)ほど筆圧が必要ではありません。
カラー展開
カラーは掲載の「シルバー」のみとなります。
気になるところ・いいところ
※ 1:完全に好みの問題です。手の脂が付くと目立ってしまうのと、将来的にキズが付くのが少し怖いです。LAMY 2000のように金属部のマットなヘアライン加工だと良かったと個人的には思っています
※ 2:重心が後ろなのでマット仕上げの軸を持つ方が多くなると思います。しかし、ペン先(鏡面仕上げ部)を持つ方はすべります
※ 3:ペン先が金属製で口径が狭いため、4C規格も使用できません
※ 4:「リフィルの交換」にも記載しましたが、リフィル交換の際にペン先部分の方向に迷います
※ 1:「気になるところ」と矛盾していますが、鏡面仕上げは常にキレイに磨いていれば高級感があります。ただ、毎回磨くのも現実的ではないと思っています。こちらは好みの要素も強いです
※ 2:カスタマイズできないので、メリットであり、デメリットでもあります。悩ましい…
下の画像はペン先です。加工精度が高いため、グラつき・接触音(筆記の際のカチカチ音)はほとんどありません。
加工精度が高いため 4C規格 も使えません…。
まとめ
xevo(セヴォ) は 1,500円 1,800 円(+税) です。ideos(イデオス) は 15,000円 17,000 円(+税) です。約10倍…です。
2022年11月 追記:値上げされました
ペン先部と軸部の素材は異なります。
軸部分の方がずっしり重みのある金属です。
素材と素材の加工の難しさが価格差でしょうか。
詳しくはわかりませんが、デザイン料もデザイナーによって全然違うんでしょうね。
LAMY2000 を考えると LAMY2000 は樹脂メインですから、それを考えると安いのかもしれません。
値段の問題ではないですね。
金属軸の安心感と LAMY のカッコよさ。
ideos(イデオス)なかなか良いです。
少し力を入れて筆記したい人、昔ながらのボールペンの筆記感が好きな人にはピッタリです。
個人的には低粘度インクが使えれば最高なんですけどね…。
ゼヴォ(xevo)の時も思いましたが、日本製品のインクは品質が高いです。
高すぎです。
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記事内で何度か登場しているラミーセヴォ(xevo) です。