モンブラン ボールペンをシャープペンにする(改造)カスタムパーツの作り方
記事公開日:2025年2月11日

モンブランのボールペン。筆記具の最高峰なだけあり、かなり高額です。
モンブランのボールペンをシャープペンにカスタマイズするパーツの作成方法です。
一度、作ってしまえばリフィル(替え芯)を交換するように、ボールペンとシャープペンを変更することができるのでお試しください。
材料がそろえば簡単に作成できます。材料費は約1,000円 です。
ただし…
正規の使い方ではありませんので自己責任でお願いいたします。
> カスタマイズ時の注意点はこちら をご覧ください
カスタムパーツの作り方
モンブランのボールペンをシャープペンにするカスタムパーツを作る際に必要なものと作り方です。
必要なもの
必要な材料と工具です。まずは材料。
材料
必要な材料(マスキングテープ以外)は下の画像のもの(縮尺率は異なります)。
プラス「マスキングテープ」はあった方がいいです。
- 三菱鉛筆
STYLE FIT シャープ部機構
(上の画像①) - 真鍮パイプ(外径2.3mm×内径1.85mm)
(上の画像②) - 端末保護キャップ(2mm用)
(上の画像③)
1 三菱鉛筆 スタイルフィット シャープ部機構
価格は180円(+税)。
パイプは外して、使うのはこの部分のみ。
2 真鍮パイプ
外径2.3mm のもの。Amazonで約400円(2本入)で購入可能です。
模型ショップ(プラモデル、鉄道模型を扱うお店)などで取り扱っていることが多いようです。ヨドバシカメラ(秋葉原)でも販売されていました。
3 端末保護キャップ
ホームセンターであれば200円ほどで購入できます。2mm用。
私が使用しているものは下の画像のもの。
外径3mm、内径2mmのビニール製のチューブ。こちらはホームセンター等で量り売りの場合、100円ほどで購入可能。
工具
続いて工具です。
工具というほどのものではありませんがこの記事では”工具”とします。
必要な工具とあった方がいい工具は1つずつ。
まず、必要な工具。
- カッター
次に、あった方がいい工具。
- 金ヤスリ もしくは 紙ヤスリ
必要な工具
必要な工具です。
1 カッター
あった方がいい工具
あると作業を楽に進めることができる工具です。
1 金ヤスリ もしくは 紙ヤスリ
パイプの長さを調節する際に使用します。一発で理想の長さにできればいいのですが、なかなかうまくいかないと思います。金ヤスリでなく紙ヤスリでも削ることは可能です。
作り方
作り方です。
真鍮パイプをカットします。
端末保護キャップをセットします。
STEP2 までで準備した真鍮パイプとシャープ部機構を接続します。
ここからは画像付きで詳しく解説します。
STEP1 真鍮パイプをカットする
77.7mm(※) でカットします。
※ : おすすめの長さとなります。多少のズレ(±0.5mm程度)は問題ありませんが長すぎても短すぎてもノックできなくなくなります。「777」に意図的にしたわけではありません。たまたま作成した長さを測ったらこの長さでした。意味もなく「ラッキー!!」と思ってしまいました
パイプをカットする際、私は下の画像のような太いパイプを2本くっつけたものにノコギリで切れ目(この溝にカッターの刃がはまりカットやすい)を入れたパーツでカットしています。
平らな台の上で転がすことでもカットできますが、サポートグッズがあるとさらに作業が楽になります。
カットして短くなってしまうと戻せないので、気持ち長めにカットしてヤスリで調整する方法が間違いありません。
上の画像では巻いていませんが、カットする際、下の画像のようにマスキングテープ(白い箇所がマスキングテープです)を巻いて赤線の位置をカットすれば狙った位置でカットできます。カットして使う方にマスキングテープを巻きます。
- パイプカッターについて(クリックすると開きます)
-
”パイプカッタ―” と言われるパイプをカットするための工具が市販されています。しかし、パイプカッターがカットできるパイプの太さが 3mm~ ということで今回使用するパイプの太さは対応しておらず、カットすることができません。
小型サイズのものを私も所有していろいろ試したのですが正確に(カットしたい長さに)カットすることができませんでした。
STEP2 真鍮パイプに端末保護キャップをセットする
テープを貼った反対側に端末保護キャップをセットします。
STEP3 組み立てる
真鍮パイプとシャープ部機構を組み立てます。以上で完成です。
完成品
完成品は下記の画像です。
上の画像のままでも使用できるのですが、下の画像のようにペン先5mm程度のところにマスキングテープを巻いた方がグラつきがなくなり、快適な筆記感を得ることができます。
下の画像がボールペンにセットしたペン先。
個人的にはあと(ペン先の太い部分が)0.5mm短ければ完璧だったのですが、簡単に作れるこの方法ではこれが限界です。
セットしたイメージ。
まとめ
モンブランのボールペンをシャープペンにするカスタムパーツの作り方でした。
公式サイトに掲載されているシャープペンの種類が減りつつもある(最終的にはなくなる!?)ようので、このカスタムパーツが役立つことがあるかもしれません。
材料の入手ができればご家庭にあるものだけでも作成できます。リフィル(替え芯)の交換するように簡単にボールペンに戻すこともできますので、その日の気分によってボールペン、シャープペンと使い分けることもできます。モンブランで書く楽しみがより一層広がりますね。
使用したパーツ
関連記事・こちらもおすすめ
モンブランシャープペンの記事です。
【兄弟サイトに移動します】マイスターシュテュック 万年筆の記事 です。