木軸|デザートアイアンウッド 木軸シャープペン(富士瘤 Craft|木軸シャープペン)
記事公開日:2024年1月29日
富士瘤 Craft デザートアイアンウッド 木軸シャープペン をお迎えしました。
BASE で購入しました。
最近、多くの工房さんが使っている金具(三神シャープ1000)を使用したシャープペンです。
デザートアイアンウッド
ガラスのような美しいキラメキを放つ、デザートアイアンウッドのシャープペン。
本当に木なの?と思ってしまいます。個人的には3本目のデザートアイアンウッドなのですがこれまでで一番テカテカ、ツヤツヤしています。琥珀色の線も多くあり非常に美しいです。
デザートアイアンウッド 木軸シャープペン
富士瘤 Craft では、インドネシアから直接仕入れた良質な瘤材を使用して、富士のふもとで木軸ペンをはじめとした木製小物を製作しております。
公式サイト(BASE)より引用。BASEはこちら
作り
シャープペンの芯径は 0.5mm。
デザートアイアンウッドがガラスのように美しいです。琥珀色の線がキレイ…。
こちらの工房、以前、スタビライズドウッドのシャープペンをお迎えしてます。スタビライズドウッドもそうでしたが磨きがすばらしいです(何番まで磨いているんだろう…)。
スタビライズドウッドの記事です。
素材
外観として、軸はデザートアイアンウッド。
金具は個人的には初の ”三神シャープ1000”。
口金部とクリップ、ノック部、軸の内部のパイプが金属製です。芯タンクは樹脂製。
最近、多くの工房さんで使われている金具です。ボールペンとの互換性も発表されており、ボールペン金具の発売が待ち遠しいです。
表面がガラスのようにツルツル、キラキラです。”コーティングされています” と言われても疑うことを忘れてしまうほどです。
ツルツル、キラキラですが、筆記の際にすべりやすいといったことはありません。不思議です。
様々な角度から。
クリップ
軸に固定はされておらず、自分の好きな位置に動かすことが可能。クリップの長さは38mmと比較的長めです。
動かせるクリップは ”メリットとデメリットの諸刃の剣” でもあります。杢に合わせて好きな位置に変更できますが、意図せずに動いてしまって「キズが…」ということがたまにあります。
ノックボタンの下の凹みが特徴的。好みが分かれるかもですね。
軽量化のため?原材料削減のため?差別化のため?正解はわかりません。
ペン先・重心
ペン先はダブルノック式。書き味では固定式が多い昨今ですが、ダブルノック式。攻めましたね(ボールペンでも使えるようにこの形なのかな…?)。
固定式ペン先よりは少し(本当に少しだけ)筆記の際にペン先が動きますが、個人的にはそこまで気にならないレベルと感じました。
上の画像、ボールペンのように見えますがシャープペンのペン先です。
チャックは金属製。
シャープペン機構
ノックした際の芯が出る長さは 10回 のノックで 約8mm。
分解してみました。
サイズ・重さ
木軸筆記具は同じものはないので参考値です。
長さ(※1) | 140mm |
最大径(※2) | 13.9mm |
重さ | 36.6g |
※1 : ノックしていない状態
※2 : クリップは含まず
まとめ
ガラスのようにツルツル、キラキラのデザートアイアンウッドの軸、三神シャープ1000との組み合わせ、低重心で書きやすいです。
デザートアイアンウッドは比重が重い樹種なので約36gとヘビー級な1本です。
最近、多くの工房さんで使われでしている三神シャープ1000。多くの工房で使われている金具ということで差別化が難しいですよね。
金具が同じだと ”この形状が書きやすい”(同じような形)ということになりがちで、一見すると ”何が違うの?” となってしまいます。
素材で勝負、しかないのか…。
表現が合っているかわかりませんが、こちらの工房さんは ”品のある杢” と個人的には思っています。地味すぎず、派手すぎずちょうどいい感じ。
”エグイ杢” と X(旧ツイッター)とかでたまに見かけますが、エグイ杢は本当にエグイ(若干、気持ち悪い)と感じてしまう私がいます。ちょうどいいのがいいのかな…。ちょうどいい は人それぞれ感じ方が違うのでそこで差別化ですね。
BASE で購入できます。
BASEはこちら。
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