ボールペン

ZOOM C1 ボールペン|レビュー(トンボ鉛筆|ボールペン)あれ?!浮いてる?

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記事公開日:2023年2月17日

トンボ鉛筆 ZOOM C1 ボールペン(ボール径 0.7mm) をお迎えしました。

一瞬、”浮いている…?” と見間違えてしまうノックボタンが特徴的。
思わず2度見してしまいました。印象的でありながら美しいシルエットのボールペンです。シャープペンもラインナップされています。

公式サイトも非常に凝っていて、ワクワクします。
公式サイトはこちら

リフィル(替え芯)今回のために開発された ”超低粘度インク” のリフィル(BR-ZK33)が初期装填されています。別売りですが 水性ゲル(BN-ZKE17、BN-ZKE33)も同じ形状のため、使用可能です。ノック式の水性ゲルインクペンにできる、これは嬉しいですね。

特徴は何といってもクリップ。反対側から見ると完全に浮いています…。

公式サイト掲載情報

シリーズ名ZOOM C
価格(税別)7,000円
サイズ
(幅 × 全長)
16.2mm × 143.4mm
ボールペンリフィルメーカーオリジナル規格
種類:超低粘油性インク
インク色:黒
ボール径:0.5mm/0.7mm 
本体色フルブラック
軸素材A2017ジュラルミン(※ 1)
表面加工アルマイト仕上げ
重量21.2g(※ 2)

※ 1 : A2017ジュラルミン(熱処理型高強度アルミニウム合金)~ 鉄鋼材料に匹敵する強度で、航空宇宙機器、船舶用材料、精密物運搬用ケースなどに使用されています
※ 2 : 実際計測したところ、21.5g でした

公式サイトより引用

本体のサイズ・重量

実際に測定した値になります。

ノックしていない時の長さ139mm
ノックした時の長さ143mm
最大径11.9mm(※)
重さ21.5g

※ : クリップは含まない値。なお、接続部分は 11.5mm。公式サイトの値(サイズ)はクリップを含む最大径の値だと思われます。

ZOOM C1 ボールペン

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美しいシルエット

印象的、そして、美しいシルエットの ZOOM C1 ボールペン。

トンボ鉛筆 ZOOM C1 ボールペン

トンボ鉛筆 とは?

鉛筆をはじめとした文房具の「MONO(モノ)」消しゴム(白、黒、青のパッケージでおなじみ)をはじめ、修正テープ、スティックのり、テープのり等を製造、販売している日本の企業。

トンボ鉛筆といえば…

トンボ鉛筆といえば「MONO(モノ)」消しゴムが有名ですね。
一度は使ったことがある方も多いのではないでしょうか。

受験生に配慮し、パッケージから商品名をなくした消しゴムはインパクトがありました。

新生ZOOMシリーズ

1986年から続くデザイン筆記具ブランド「ZOOM/ズーム」は、全面的なリブランディングを実施。
トンボ鉛筆 ZOOM(ズームシリーズ)が ”日本発のコンテンポラリーデザインペンを目指し、日本の技術と感性をベースにした、より自由で新しいスタイルのペンを皆さんへお届けします。”(※)

※ : コンテンポラリー ~ 「現代的な」、「時代の流行を取り入れた感覚」という意味

公式サイト、公式ツイッターより一部引用
公式サイトはこちら
ツイッター公式アカウントはこちら

デザイン一新ということですね。
この C1シリーズ の他に L1シリーズ、L2シリーズ の 計3モデル があります。
そして、それぞれのシリーズごとにデザインはもちろん、素材やインクが異なります。

デザインが一新される前の水性ペンは今でも使用しています。
下の画像が ZOOM 505(水性ボールぺン)。

気になるところ

まずは、ZOOM C1 ボールペンで個人的に感じたこと(気になった点)です。
気になるところも払拭してくれる 1本だと感じていますが記載します。

気になるところ

■ 軸の表面がなめらかすぎて若干すべる
■ 接続部の一方が樹脂製(※ 1)
■ 筆記の際、わずかに接触音がする(※ 2)
■ 書き始めで字幅が太くなる傾向がある(※ 3)
■ リフィルの筆記距離が未知数(※ 4)

※ 1 : 耐久性にわずかですが不安が残ります
※ 2 : 本当にわずかではありますが口金とペン先の接触音(「カチカチ」という音)がします
※ 3 : ”ダマ” というには言い過ぎかもしれませんが、書き始めが太くなる時があります

2023年6月 追記
※ 4 : 計測したわけではないので感覚的になってしまうのですが、ZEBRAの サラサ0.7mm と同じくらいに感じます。

スペック詳細

細かく見ていきましょう。

作り

外観は全て金属で流れるような流線形の形状と、一瞬、浮いているように見える特徴的なノックボタン。

リフィルはメーカーオリジナル規格。
ノック式ボールペンです。

下の画像は今回のために開発されたリフィル。
別売りですが 水性ゲル(BN-ZKE17、BN-ZKE33)も同じ形状のため、使用可能です。
これは嬉しいですね。

素材

外観は全て金属製です。
軸はジュラルミン(A2017ジュラルミン(※))。
ジュラルミンといえば ”ジェラルミンケース”(スーツケース) を想像してしまいます…。

※ : A2017ジュラルミン(熱処理型高強度アルミニウム合金)~ 鉄鋼材料に匹敵する強度で、航空宇宙機器、船舶用材料、精密物運搬用ケースなどに使用されています。

軸とノックボタンをつないでいるのは亜鉛ダイキャスト。


こちらは表面のアップ。

表面をアップで見るとザラザラしてるように見えるかもしれません。
実際に触ってみると非常になめらかです。
なめらかすぎて乾燥した手の方は若干すべるかも…。

金属軸でありがちな表面がザラザラなため ”他の樹脂製の物を傷つける” ことは ありません

接続部

軸部の口金の接続部。

軸側が樹脂製(下画像の右側のネジ部が樹脂)。
コストの関係かもしれませんがこちらも金属であればさらによかったと思います。

下は接続部のアップ。
見ると接続部と分かりますが、筆記時に気になる段差ではありません。

ノックボタン(ノック部)

特徴的なノックボタンをアップ。
ノックの際、「カチッ」といったノック音はしません。

”ノックボタンと軸の間に指を挟むことがあるのではないか?” と少し心配でしたが、意図して挟もうとしない限り挟むことはありません。
意図しても難しいかも…。

ノックする際、クリップも一緒に動きます。

若干、こすれが気になるところです。
現段階ではわかりませんが色が落ちたり(はげたり)するかもしれません。

下の画像はノックした状態(芯が出ている状態)とノックしていない状態(芯が出ていない状態)です。

”芯が出ている”、”芯が出ていない” にかかわらず、ノックボタンの位置が同じなので目で見ないとわからないと思いました。

しかし、ゆっくり何度かノックしていて違いに気づきました。

本当にわずかですが下記の違いがあります。

芯が出ている

ノック時、一度「コツン」と感触があり、もう少し押し込める

芯が出ていない

ノック時、最後まで抵抗なく押し込める(「コツン」という感触はない)

クリップ

ノック部分をつなぐクリップと接続部。

亜鉛ダイキャストを使用し耐久性を確保しているとのこと。
確かに耐久性はありそうです。

意図的にお互かすと、ほんの少しだけ横に動きますが特段問題はなさそう。
バネが内蔵されていてポケット等、衣類へのダメージを軽減できます。
厚さのある物にも挟むことができそう。

クリップを反対側から見ると完全に浮いています。

ペン先

若干、隙間があり、筆記の際、グラつきます。
ペンを寝かせ気味で筆記する人は気になるかもしれません。

重量・サイズ

実際に測定した値になります。

ノックしていない時の長さ139mm
ノックした時の長さ143mm
最大径(※)11.9mm
重さ21.5g

※ : クリップは含まない値。なお、接続部分は 11.5mm

重心(バランス)

重心んはほぼ中央付近(気持ち少し後ろ)。
低重心というわけではありません。

しかし、極細軸ではなく、流線形のボディかつボリューム感がある軸なので、取り回しにくいといった印象は受けません。むしろバランスがよく書きやすいです。

専用リフィル(書き味)

ZOOM C1のために開発された専用リフィルということで気になる書き味。
私は ボール径 0.7mm(BR-ZK33)を選択しました。

別売りですが 水性ゲル(BN-ZKE17、BN-ZKE33)も同じ形状のため、使用可能です。
これは嬉しいですね。

筆記してみると、非常になめらかです。

新開発の ”超低粘度インク”ということでどの程度の筆記が可能か(筆記距離)使ってみないとわかりませんね。

紙は ルーブルノート 5mm方眼。
ちょっと書き出しが ”ダマ” とまでは言いませんが太くなる傾向があるように見えます。

現段階(2023年2月17日)では油性ボールペンのインクの色が のみです。
別の色も追加されるとさらにいいですね。期待しています。

カラー展開

カーラー展開は下記の通り。

  • フルブラック(この記事掲載のもの)
  • サンドシルバー
  • グラファイトブルー

まとめ

”日本発のコンテンポラリーデザインペンを目指し、日本の技術と感性をベースにした、より自由で新しいスタイルのペンを皆さんへお届けします。” と掲げているだけのことはあり、デザインは斬新でカッコいいです。2度見、3度見してしまうデザイン。

気になる点がゼロではありませんが、それをも超えてしまう美しいシルエットとノックボタンのインパクト。

お店等で見かけたら触ってみる価値はあります。
もしかしたら、しばらくは在庫なしが続くかもしれませんね…。

今回のために作成したという ”超低粘油性インク” のリフィル。
書き味はなめらかですが、低粘度インクは減るのが早いのでどの程度筆記できるか(筆記距離)はしばらく使ってみないとわかりません。

書き味がかなりなめらかでリフィルもそこまで大きく(太くない)のですぐになくなってしまうような気がしています。

2023年6月 追記
リフィル(替え芯)の筆記距離についてです。
計測したわけではないので感覚的になってしまうのですが、ZEBRAの サラサ0.7mm と同じくらいに感じます。

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文房具(特に筆記具)が好きなサラリーマン。万年筆は約100本・ボールペンも約100本・シャープペンは約50本、木軸ペン、その他筆記具(フェルトペン、蛍光ペン 等々)も数え切れないほど購入しています。最近は海外のお店から万年筆のペン先を購入し、カスタマイズを楽しんでいます。壊してしまった万年筆が何本もあります。

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