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大人のやる気ペン|勉強を続けたくなる仕組みを搭載(IoT文具|コクヨ)レビュー

紙とペンのブログ管理者
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記事掲載日:2025年5月17日

大人のやる気ペン

2025年の「文房具総選挙」の「大賞」に選ばれました

大人になっても勉強はずっと続けていくもの。

私は年に1回程度、資格試験を受験します。学生の時と違い、ライバルとなる仲間が周りにいないことがほとんどです。ライバルがいないとちょっとサボりたくなっちゃいますよね、その気持ちよくわかります……。

コクヨの「大人のやる気ペン」は、資格取得やスキルアップを目指す大人のちょっとサボりたくなっちゃう人間の弱さをサポートするために開発されたIoT文具です。

「大人のやる気ペン」のイメージ

やる気が可視化されます。やる気がご褒美に変わり、気づけば学ぶことが習慣化されていきます。
「21日間続けると習慣化しやすくなる」と言われることがあります。これは「21日の法則」と呼ばれ、マクスウェル・マルツ博士が唱えた説が有名です。「新たに習慣にしたいことを21日間続ければ、最初は意識していた行動が無意識の行動となり、定着する」という考え方です。

この記事では、「大人のやる気ペン」の特徴を解説し、購入を検討されている人の疑問や不安を解消します。

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「大人のやる気ペン」とは?

大人のやる気ペン

「大人のやる気ペン」とは、日本を代表する文房具・オフィス家具メーカーコクヨの大人向け学習支援IoT文具です。

ペンに取り付ける小型デバイスで、学習時の筆記動作を加速度センサーで感知し、その努力を「見える化」します。これにより、学習のモチベーションを維持・向上させることができます。

IoT とは?

Internet of Things の略で、日本語では「モノのインターネット」と呼ばれます。これは、あらゆるモノがインターネットに接続され、情報を交換し、相互に制御する仕組みを指します。

先行販売では大記録達成!

「Makuake(マクアケ)」で先行販売(2025年1月29日~3月15日)を実施し、応援購入総額約3,500万円、3,600人を超えるサポーターに支援されました。目標達成率6,900%、マクアケ総合ランキングNo.1(2025年2月1日時点)という記録を達成しています。

大人のやる気ペン-クラウドファウンディング

Makuake(マクアケ)より引用。Makuakeはこちら

現在では一般販売されています(2025年5月12日より一般発売開始)。

私は一般発売で購入しました。Makuake(マクアケ)開催時、気になっていたのですがその際は見送り。しかし、Makuake(マクアケ)終了後もずっと気になっていて、一般販売されるということですぐに購入しました。

私は難関資格を受験するわけではありませんが、年に1回程度資格試験を受験しているので、自身の学習が「見える化」できるということで気になっていました。

主な特徴と機能

大人のやる気ペン-本体

大人のやる気ペンの主な特徴と機能です。

努力の「見える化」
ペンに装着し、筆記動作を感知して「やる気パワー」を蓄積。デバイスのLEDが色変化で努力を「見える化」します。
大人のやる気ペン-やる気LED
専用アプリとの連携
Bluetoothでスマートフォンと連携し、学習データを管理。アプリ内では、キャラクターの成長やスゴロク形式のゲーム要素を楽しめます。
普段使っている筆記具につけるだけ
普段使っている筆記具につけるだけで使えます。
シャーペン・ボールペン・スタイラスペン等で使用可能。

※:対応する筆記具のサイズ目安:直径9~13㎜
※:通常の鉛筆(直径8mm以下)には装着できません
1度の充電で1週間使える
1日2時間の学習を想定し、約7日間使用できる設計。充電はUSB Type-Cに対応しています(USBケーブルは付属していません)。

商品詳細

大人のやる気ペン-本体とケース
本体重量8.1g
サイズ(本体)24 × 30 × 22mm
サイズ(ケース)51 × 51 × 35mm
充電方法(本体)ケースで充電
充電ケースUSBで充電(USB Type-C)※
バッテリー時間約7日間(1日2時間の学習を想定)
販売価格9,000円(+税)

※:USBケーブルは付属していません

やる気LED

大人のやる気ペン-やる気LED

学習時間によりLEDの色が変わります。

やる気パワー量

オレンジまでは30分程度の筆記で変わり、ピンクは1時間程度で変わりました。

この時間は筆記している時間(※)のようなので、筆記していない時間はやる気パワーには換算されないようです。ですので「程度」としています。

※:間隔がどの程度まで許容されるかは不明ですが、ペンが動いている時間のようです。

下の表はLEDの色が変わるまでの時間、ペンが動いている必要のあるおおよその時間です。
白からピンクまでは全ての合計の「およそ1時間」のようです。

使ってみた感想

実際に使ってみた感想です。

大人のやる気ペン-本体

大人のやる気ペンの裏側。柔らかい素材で筆記具を挟むことができます。

大人のやる気ペン-本体裏側

「やる気のキロク」で「勉強した日」、「グラフ」で「勉強時間」が可視化できるのはいいなと感じました。毎日少しでもいいので「勉強しなきゃ!」と思わせてくれます。やはり継続は力ですよ。

筆記の際に感じたこと

デバイスとしては8.1gは軽量かもしれません。しかし、筆記具に取り付けて使うとなると8.1gは結構な重さです。一般的な筆記具は10g程度なので8gはかなりのヘビー級になります。

取り付ける位置は注意が必要です。

大人のやる気ペン-装着イメージ

使用するペンの重さにもよりますが、真ん中より少し下にセットすれば重さも気にならず、筆記の邪魔にもならず使うことができそうです。

専用アプリへのデータ連携

勉強が終わったらアプリを起動し、ペンを振って「やる気パワー」をポット族のカメのキャラクターに注ぎます。やる気パワーの量に応じて「やる木」にリンゴが実り、リンゴの数だけスゴロクを進めることができます。

ゲーム的な要素があり、楽しいと思いました。

大人のやる気ペン-アプリイメージ-やる気連携
大人のやる気ペン-アプリイメージ-やる気補充

「やる気パワー」を注ぐと「やる木」が成長し、リンゴが手に入ります。

大人のやる気ペン-アプリイメージ-やる気が実る

リンゴの数だけスゴロクを進めると、仲間(他のユーザー)との出会いがあったり、石板のありがたい言葉やアイテムをGETできます。

大人のやる気ペン-アプリイメージ-スゴロク

「やる気のキロク」、「グラフ」でやる気継続期間・やる気時間を確認することができます。

大人のやる気ペン-アプリイメージ-やる気の記録
大人のやる気ペン-アプリイメージ-やる気のグラフ

「やる気タイム」、「勉強タイム」について

大人のやる気ペン-時間について

グラフに表示される時間に「やる気タイム」と「勉強タイム」があります。

筆記していない時間 =「勉強タイム」
「参考書等を読んでいる時間」、「頭の中で考えている時間」といった 筆記をしていない時間 が「勉強タイム」に計測されているようです。

子どもの学習(漢字の書き取りや計算ドリルなど)と違い、大人の学習は必ずしも書き続けることが中心ではありません。もちろん、子どもにとっても筆記がすべてではありませんが、両者を比べると、大人の学習は考える時間がより多いように思います。

自動オフ機能が作動(ペンが動かない時間が10分で自動で電源がオフになる)しない間であれば、筆記していない時間 =「考えている時間」がわかるのもうれしいところです。

あったらいいなと感じたこと

こんなものがあったらいいなと感じたことです。

自動オフ時間の変更機能
自動オフ時間を変更できる機能があったらいいなと思いました。

筆記している時間だけでなく、参考書等を読んでいる、頭の中で考えている時間が長い場合、「気づいたら電源がオフだった…」ということが起こります(※1)。

こちらはバッテリーの持続時間とのトレードオフとなりますね。

※1:10分で自動でLEDがオフになります
対応するペンの太さを変更できるパーツ
多機能ペン等の太いペンの場合、使えない場合があります。使用するペンの太さを変更できるパーツ(※2)があったらいいなと思いました。
本体からシリコン部を取り外せるような仕組みが必要なので現状は無理そうです。

※2:シリコンの部分が変更でできるような機能でもっと太いペンも可能にするものです。追加料金でもいいので欲しいです
太さ計測ツール(購入前)
「太さ計測ツール」と記載しましたが、大したものではなく、使用できるペンの太さを計測できるです。販促用リーフレット等に9mmと13mmの穴が開いていると使用できるペンが判断できるので、購入時の検討材料になると思います。

私はインターネットで購入したのでわかりませんが、取扱店舗にはすでに存在するかもしれません。
他のiPhone検定試験アプリとの連携
「ペンと関係ないやん!」と言われればそれまでですが「あったら最高!」と思う機能です。

私はiPhoneの別のアプリ(例:~検定試験 過去問集)を使って過去問を解くことあります。その他のアプリで問題を解いている時間もカウントされたら最高です。
連携するアプリと何かしらの情報のやり取りをしないとできないので、ハードルが高く無理でしょう……。あったら神です。

気になるところ

気になるところ

下記の点が気になりました。

気になるところ

■ つける位置に注意が必要(※1)
■ ボディが白なので汚れが目立つ
■ 使用できるペンの最大径が13mm(※2)
■ 筆記しない時間が長いと計測が止まる(※3)
■ 集中しているかは計測できない(※4)
■ アプリの起動が少し遅い

※1:使用するペン、つける場所によっては筆記具のバランスが大きく変わり、気になって勉強どころではなくなります。金属軸などの重た目のペンであれば気にせず使えそうではあります
※2:説明書にも記載があるのですが、使用することができる最大径が13mmであるため太いペンにはつけることができません。追加オプションでもいいので使用するペンの太さを変更できるパーツがあったらいいなと思いました。
※3:参考書等を読む、頭の中で考える時間が長時間になってしまうと、自動オフ機能が働き、電源がオフになります。使ってみたところ10分でLEDが消えます
※4:あくまで筆記している時間を計測しているだけで「集中しているか」は計測することはできません

「大人のやる気ペン」まとめ

大人のやる気ペン-本体とケース

努力を目に見える形で貯めていくことができ、モチベーションアップにつながります。学習の継続をサポートしてくれる 頼もしく・楽しい IoT文具です。

「やる気が出ない自分を変えたい」、そんな人にこそ大人のやる気ペンを試してほしいです。

学び続ける大人はカッコいい!次に大人のやる気ペンを手にするのはあなたかもしれません。

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文房具(特に筆記具)が好きなサラリーマン。万年筆145本(2025年4月時点)、ボールペンも約100本・シャープペンは約50本、木軸ペン、その他筆記具(フェルトペン、蛍光ペン 等々)も数え切れないほど購入しています。最近は海外のお店から万年筆のペン先を購入し、カスタマイズを楽しんでいます。壊してしまった万年筆が何本もあります。万年筆の記事は別ブログ【新】紙とペンのブログはこちらです。
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