大人のやる気ペン|レビュー(IoT文具|コクヨ)勉強を続けたくなる仕組みを搭載
記事掲載日:2025年5月17日

大人になっても勉強はずっと続けていくもの。
私は年に1回程度、資格試験を受験します。学生の時と違い、ライバルとなる仲間が周りにいないことがほとんどです。ライバルがいないとちょっとサボりたくなっちゃいますよね、その気持ちよくわかります……。
コクヨの「大人のやる気ペン」は、資格取得やスキルアップを目指す大人のちょっとサボりたくなっちゃう人間の弱さをサポートするために開発されたIoT文具です。
この記事では、製品の特徴を解説し、購入を検討されている人の疑問や不安を解消します。
「大人のやる気ペン」とは?

「大人のやる気ペン」とは、日本を代表する文房具・オフィス家具メーカーコクヨの大人向け学習支援IoT文具です。
ペンに取り付ける小型デバイスで、学習時の筆記動作を加速度センサーで感知し、その努力を「見える化」します。これにより、学習のモチベーションを維持・向上させることができます。
Internet of Things の略で、日本語では「モノのインターネット」と呼ばれます。これは、あらゆるモノがインターネットに接続され、情報を交換し、相互に制御する仕組みを指します。
先行販売では大記録達成!
「Makuake(マクアケ)」で先行販売(2025年1月29日~3月15日)を実施し、応援購入総額約3,500万円、3,600人を超えるサポーターに支援されました。目標達成率6,900%、マクアケ総合ランキングNo.1(2025年2月1日時点)という記録を達成しています。

Makuake(マクアケ)より引用。Makuakeはこちら
現在では一般販売されています(2025年5月12日より一般発売開始)。
私は一般発売で購入しました。Makuake(マクアケ)開催時、気になっていたのですがその際は見送り。しかし、Makuake(マクアケ)終了後もずっと気になっていて、一般販売されるということですぐに購入しました。
私は難関資格を受験するわけではありませんが、年に1回程度資格試験を受験しているので、自身の学習が「見える化」できるということで気になっていました。
使い始めてまだ数日しか経っていませんので、実際に使っての感想は順次更新していきます。
主な特徴と機能

大人のやる気ペンの主な特徴と機能です。
- 努力の「見える化」
- ペンに装着し、筆記動作を感知して「やる気パワー」を蓄積。デバイスのLEDが色変化で努力を「見える化」します。

- 専用アプリとの連携
- Bluetoothでスマートフォンと連携し、学習データを管理。アプリ内では、キャラクターの成長やすごろく形式のゲーム要素を楽しめます。

- 1度の充電で1週間使える
- 1日2時間の学習を想定し、約7日間使用できる設計。充電はUSB Type-Cに対応しています(USBケーブルは付属していません)。
- 対応する筆記具
- シャーペン・ボールペン・スタイラスペン等。
※:対応する筆記具のサイズ目安:直径9~13㎜
※:通常の鉛筆(直径8mm以下)には装着できません
商品詳細

本体重量 | 8.2g |
サイズ(本体) | 24 × 30 × 22mm |
サイズ(ケース) | 51 × 51 × 35mm |
充電方法(本体) | ケースで充電 |
充電ケース | USBで充電(USB Type-C) |
バッテリー時間 | 約7日間(1日2時間の学習を想定) |
販売価格 | 9,000円(+税) |
※:USBケーブルは付属していません
やる気LED

学習時間によりLEDの色が変わります。
やる気パワー量

オレンジまでは確認したのですが、緑、ピンクまではまだ確認できていません。オレンジまでは30分程度の勉強で変わりました。ピンクは1時間?
この時間は筆記している時間(※)のようなので、筆記していない時間はやる気パワーには換算されないようです。
※:間隔がどの程度まで許容されるかは不明ですが、ペンが動いている時間です。今後、調査してわかれば更新します
使ってみた感想
使ってみた感想(第一印象)
数日ですが使ってみた感想です。感想は順次更新していきます。

大人のやる気ペンの裏側。柔らかい素材で筆記具を挟むことができます。

筆記の際に感じたこと
デバイスとしては8.2gは軽量かもしれません。しかし、筆記具に取り付けて使うとなると8.2gは結構な重さです。一般的な筆記具は10g程度なので8gはかなりのヘビー級になります。
取り付ける位置は注意が必要です。

使用するペンの重さにもよりますが、真ん中より少し下にセットすれば重さも気にならず、筆記の邪魔にもならず使うことができそうです。
専用アプリへのデータ連携
勉強が終わったらアプリを起動し、ペンを振って「やる気パワー」をポット族のカメのキャラクターに注ぎます。やる気パワーの量に応じて「やる木」にリンゴが実り、リンゴの数だけスゴロクを進めることができます。
ゲーム的な要素があり、楽しいと思いました。


「やる気パワー」を注ぐと「やる木」が成長し、リンゴが手に入ります。

リンゴの数だけスゴロクを進めると、仲間(他のユーザー)との出会いがあったり、石板のありがたい言葉やアイテムをGETできます。

「やる気のキロク」、「グラフ」でやる気継続期間・やる気時間を確認することができます。


調査が必要だと思っていること
数日しか使っていないので、まだまだわからない点が多いです。現時点で調査したいと思っている点です。
- 思考している時間とのギャップ
「思考している時間」と記載しましたが、ここでは「参考書等を読んでいる時間」、「頭の中で考えている時間」といった 筆記をしていない時間 のことを指しています。
子供の学習(漢字の書き取り、計算ドリル 等)と違い、大人の学習は筆記している時間の方が少ないことがあると思います。筆記している時間はペンが動いている時間で計測可能ですが、思考の時間が長時間に及ぶ場合、自動オフ機能が作動(10分でLEDが消えます)するので計測できないと思っています。
LEDが消えない範囲の筆記以外の時間は「勉強タイム」に計測されるようですが、どこまで正しく見える化されるかは調査が必要そうです。
あったらいいなと感じたこと
こんなものがあったらいいなと感じたことです。
- ペンの太さを変更できるパーツ
- 多機能ペン等の太いペンの場合、使えない場合が多いので、使用するペンの太さを変更できるパーツ(※1)があったらいいなと思いました。
本体からシリコン部を取り外せるような仕組みが必要なので現状は無理ですね…。
※1:シリコンの部分が変更でできるような機能でもっと太いペンも可能にするものです。追加料金でもいいので欲しいです
- 自動オフ時間の変更機能
- 自動オフ時間を変更できる機能があったらいいなと思いました。
筆記している時間だけでなく、参考書等を読んでいる、頭の中で考えている時間が長い場合、「気づいたら電源がオフだった…」ということが起こります(※2)。
こちらはバッテリーの持続時間とのトレードオフとなりますね。
※2:10分で自動でLEDがオフになります
- 太さ計測ツール(購入前)
- 「太さ計測ツール」と記載しましたが、大したものではなく、使用できるペンの太さを計測できる穴です。販促用リーフレット等に9mmと13mmの穴が開いていると使用できるペンが判断できるので、購入時の検討材料になると思います。
私はインターネットで購入したのでわかりませんが、取扱店舗にはすでに存在するのかもしれません。
気になるところ

下記の点が気になりました。
※1:使用するペン、つける場所によっては筆記具のバランスが大きく変わり、気になって勉強どころではなくなります。金属軸などの重ためのペンであれば気にせず使えそうではあります
※2:説明書にも記載があるのですが、使用することができる最大径が13mmであるため太いペンにはつけることができません。追加オプションでもいいので使用するペンの太さを変更できるパーツがあったらいいなと思いました。
※3:参考書等を読む、頭の中で考える時間が長時間になってしまうと、自動オフ機能が働き、電源がオフになります。使ってみたところ10分でLEDが消えました
「大人のやる気ペン」まとめ

まだ数日使った感想ではありますが、努力を目に見える形で貯めていくことができ、モチベーションアップにつながります。学習の継続をサポートしてくれる 頼もしく・楽しい IoT文具です。
「やる気が出ない自分を変えたい」、そんな人にこそ大人のやる気ペンを試してほしいです。
学び続ける大人はカッコいい!次に大人のやる気ペンを手にするのはあなたかもしれません。
使い始めてまだ数日しか経っていませんので、実際に使っての感想は順次更新していきます。
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