レオナルド モーメントゼロ トラモントCT|レビュー(Leonardo|ボールペン)オレンジが目を引く
記事公開日:2022年4月17日
レオナルド(Leonardo Officina Italiana) モーメントゼロ トラモントCT ボールペン です。
惜しまれつつも廃業してしまった デルタ の後継ブランドとも言われている レオナルド です。
ブランド名からもわかる通り、イタリアの筆記具ブランドです。
モーメントゼロ トラモントCT ボールペンのいいところ
- 目を引くオレンジ軸
- 一度見たら忘れられないオレンジ軸。
情熱的なオレンジ色の軸の魅力に取りつかれたら手離せなくなります。
とてもキレイなレジンです。
- 新星だが高い品質
- 筆記具ブランドでは新しいブランド。
新しいブランドではありますが作りはしっかりしており、安心感があります。
万年筆も数本所有していますが、どれも精密な作り(ペン先が乾きにくい等)。
このボールペンも、もちろん素晴らしい作りです。
- 低粘度インクが使える
- リフィルが G2規格。
初期装填されているリフィルはなめらかな油性インクです。
G2規格 のため、”ジェットストリーム”、”easyFLOW” を使うことができます。
OHTO ゲルインクも使えます。
iungo ゲルインク はバネを変更することにより使用可能です(※)。
※ : バネの変更について記事は こちら をご覧ください(ブログ内のリンクです)。
基本情報
商品名 | モーメントゼロ トラモントCT ボールペン |
価格(税抜) | 30,000円 |
芯の出し方 | ツイスト式 |
替え芯 | メーカーオリジナル (G2規格) |
全長(※ 1) | 138mm |
キャップ軸最大径(※ 2) | 12.8mm |
グリップ軸最大径 | 11.1mm |
重さ(※ 3) | 22.0g |
※ 1 : 芯を出していない状態
※ 2 : クリップ含まず
※ 3 : 初期リフィル装填状態
モーメントゼロ トラモントCT ボールペン
レオナルドオフィチーナイタリアーナは2018年にナポリ近郊の都市、カゼルタにて45年以上の筆記具製作経験を持つイタリアの工房より立ち上げられたブランドです。
レオナルド(Leonardo Officina Italiana) モーメントゼロ トラモントCT ボールペン です。
形状に派手さはありませんが、一度見たら忘れられないカラー。
情熱をも感じるオレンジ色です。
刺激的なカラーの軸なため、使用する場所は選ぶかもしれません。
ただ、インパクトを残すには申し分のないボールペンです。
特徴
一番の特徴は何といっても美しいレジン。
印象的なオレンジ色です。
形状はどこか懐かしさを感じる形です。
形状
先端から中心部まで緩やかに太くなり、以降はほぼストレートの形状。
特徴にも記載しましたが、どこか懐かしさを感じる形状です。
作り・スペック
作り
軸はレジン製。
ペン先の一部(先端とリング)、クリップが金属製です。
芯の出し方
芯の出し方はツイスト式です。
中央の接続部からツイストすることにより、芯が出ます。
ツイストの際、音はほぼしません。
静かさを求められるシーンでも気になりません。
リフィルの交換
リフィルの交換は中央部よりねじることで分解し、リフィルを交換します。
リフィルはうれしい G2規格。
クリップ
クリップは金属製で、ほどよい硬さです。
クリップを含め、金属部のシルバーが個人的には好きです。
クリップにはローラーが付いており、衣類にはさむ際も生地を痛めません。
細かな心遣いが嬉しいです。
サイズ・重さ
計測箇所 | サイズ |
全長(※ 1) | 138mm |
キャップ軸最大径 (※ 2) | 12.8mm |
グリップ軸最大径 | 11.1mm |
※ 1:芯を出していない状態
※ 2:クリップ部を除く
計量パーツ | 重量 |
全体(※ 3) | 22.0g |
※ 3:純正リフィル装填時
バランス
重心位置の画像です。中心よりやや高い位置に重心があります。
寝かせ気味(45°程度)で筆記すると個人的には書きやすいです。
書き味
メーカーオリジナル黒インクが初期装填されています。
書き味はなめらかな書き味です。
リフィルに記載(印刷)はないのですが easyFLOW なのかもしれません。
G2規格 なので 三菱鉛筆 ジェットストリーム、各社 easyFLOW(※ 1) が使用できます。
※ 1 : easyFlow は様々な会社が販売しており、日本ですと 銀座伊東屋の ROMEO というブランド名で発売されています。OHTO も使えます。
iungo ゲルインク はバネが途中で引っかかるためそのままでは使用することができません。
バネを変更することで使用できます(※ 2)。
※ 2 : バネの変更について記事は こちら をご覧ください。
(ブログ内のリンクです)
気になるところ・いいところ
※ 1 : 解消法を後ほど記載
※ 2 : 個人的に太軸(13mm程度)が好きなので細く感じます
筆記音解消法
ペン先の画像です。
口金とペン先にほとんど隙間はないのですが、接触音(筆記の際のカチカチ音)がします。
筆記の際、内部で接触している箇所があると思われます。
下の画像のようにペン先から 6mm程度のところにテープを巻くことで解消できます。
ペン先の角度がつくギリギリのところではなく、少し離すことがポイントです。
ただ…、レオナルドのバネに 厄介な点 があります。
レオナルドのバネの画像です。
画像の右側からリフィルを差し込みます。
マスキングテープを貼った状態ですとバネの 入り口が細くなっている ため、入れることができません。
そのため、下の画像のようにバネを付けて、矢印の方向に指で抑え、バネを縮めた状態でマスキングテープを貼る必要があります。
少し手間がかかります。
バネを縮めて貼るのが面倒な場合、バネを変更することで縮めながらテープを貼る必要はなくなります。
変更するバネ は下記の記事をご覧ください。
> おすすめのバネ
(ブログ内のリンクです)
まとめ
一度目にしたら強烈な印象を残すボールペン。
鮮やかなオレンジでテンションも上がります。
重心バランスもよく、リフィルも G2規格 ということで様々なインクを使うこともできます。
細軸なので手の小さい方、太軸に抵抗のある方も使いやすいです。
新星のブランドではありますが作りもしっかりしており、おすすめできる 1本です。
関連記事・おすすめ記事
おすすめのG2規格のボールペン一覧です。
【兄弟サイトに移動します】
モーメントゼロ トラモントCT 万年筆 の記事です。