万年筆

【レビュー】プレジデント シルバートリム(プラチナ万年筆|万年筆)

紙とペンのブログ管理者

オーソドックスな形状で硬めのニブが特徴のプラチナ万年筆 プレジデント シルバートリム です。

カートリッジ/コンバーター両用式です。

この記事でわかること

■ プラチナ万年筆 プレジデントの特徴・スペック

プラチナ万年筆 プレジデント シルバートリム

プラチナ万年筆 プレジデント シルバートリム。カートリッジ/コンバーター両用式の万年筆です。
カラーは ブラック × シルバー。

プラチナ万年筆といえば ”#3776 センチュリー” が有名です。
#3776 センチュリーが有名すぎて影に隠れてしまっている ”プレジデント”。

価格的には#3776 センチュリーより一段上のモデルとなりますが存在自体知らない人がいるかもしれません。

スリップシール機構 は?

#3776 センチュリー はプラチナ万年筆の代名詞「スリップシール機構」を搭載した約2年乾燥しない万年筆(※)。
※ : 個人的には2年も使わないなら、都度インクを入れるレベルかと思いますが…

残念ながらプレジデントには「スリップシール機構」は 搭載されていません
しかし、特段乾燥しやすいということもありません。

ガチニブ万年筆

ガチニブ” の万年筆です。
うわさでは聞いていましたが、個人的には 想像以上のガチニブ でした。

私が所有している万年筆でこれまで一番のガチニブ(硬い書き味)は モンブラン 149 でした。
149 を超えるガチニブです。

ちょっとやそっとのハードな筆記ではへこたれません。

ペン先の素材は 149 と同じ 18金 です。149 の方がペン先のサイズが大きいです。
ペン先がプレジデントの方が小さいため、筆記した時、ペン先の硬さ(書いているぞ感)をダイレクトに感じます。

149 は軸も大きいですが、プレジデントは大きさ的には モンブラン 146(※) と同程度。
”小回りが利き、操作性がいい 149” といった印象です。

※ : 146 のペン先は 14金 ですが、146 の方がやわらかい筆記感に感じます

インクフローが渋め

こちらもうわさでは聞いていましたが インクフローが渋め です。

プラチナ万年筆の製品は基本的にインクフローが渋め。
プレジデントも例外ではなく渋めです。

インクフローが渋めではありますが、速記でもインクが途切れることなく筆記ができる…、さすが日本製という印象です。

2023年1月16日に価格改定されました。プラチナ万年筆 公式サイトは こちら

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特徴・スペック

特徴

丸めのボディで 絶妙なバランス
硬めのペン先 で書きやすい、(挑戦する人はいないと思いますが)はじめての万年筆としてぜひ使って欲しい万年筆です。

まったくもってエントリーモデルとしておすすめできる価格ではありません。
しかし、普段はボールペンの方も違和感なく使えますし、万年筆として品質・所有欲を存分に満たしてくれます。お金に余裕のある方はぜひ使って欲しいです。
安価なものにペン先が硬いものもあるにはあるのですが、少し調整が必要だったり、インクフローが安定しない等、品質にバラつきがあることが多いですよね。


インクフローが渋め なので紙の選択肢が広がるというのもうれしいポイントです。
インクとの組み合わせで多少は変わりますが、ほとんどの紙で裏抜けせずに使えるのではないでしょうか。

ただ、インクフローが渋めなので字幅が若干細く感じるかもしれません。
試し書きと実際に首軸にインクを通して筆記するのでは違うこともあるので難しいところではあります。
もともと細字を購入予定でしたが、インターネットの情報もとに中字に変更しました。
今では中字で正解だったと思っています。

大きさ

大きさ比較のために同じくらいの大きさの万年筆を並べました。
下記の順です。

  • プラチナ万年筆 プレジデント
  • プラチナ万年筆 #3776 センチュリー
  • セーラー万年筆 プロフィット21
  • パイロット カスタムヘリテイジ912

中型万年筆ですね。

形状

”THE 万年筆” という形状。
丸みを帯びた美しい曲線です。

ペン先

バイカラーのペン先。
”PRESIDENT”、”18K”、字幅、メーカー名、”750”(純度) が刻印されています。

プレジデントの配色ではなく、ゴールドとシルバーが逆の方が個人的には好きです。
しかし、バイカラーは高級感が増します。

左がプレジデント、右が #3776 センチュリー。
#3776 センチュリー の方が大きいです。

サイズ・重さ

計測箇所サイズ
全長143mm
キャップをはずした長さ123mm
キャップポストした時
の長さ
158mm
キャップのみの長さ70mm
胴軸最大径13.6mm
キャップ最大径
(クリップは除く)
16.2mm
計量パーツ重量
全体(※)25.7g
軸部(※)15.9g
キャップのみ9.8g

※:コンバーター込みの重さ

作り

レジン

クリップ、留め金以外 はレジン製です。

プラチナ万年筆の樹脂は日本三大万年筆メーカーの中で一番硬い印象です。
キャップを締める時の接触音が一番乾いた音がします。
他の2社はもう少し柔らかい印象。わかりにくいですね…。

クリップ

パーカーの矢羽根クリップに少し似ています。

大きさ

特徴でも記載しましたが中型万年筆です。

一番上が プレジデント です。
次に、プラチナ万年筆 #3776 センチュリー、セーラー万年筆 プロフィット21、パイロット カスタムヘリテイジ912 です。

キャップ

キャップはネジ式。
1.3 から1.4回転程度回す必要があります。

コンバーター

コンバーターは付属しています。

コンバーターは別の記事にありますので下記をご覧ください。
> コンバーター(プラチナ万年筆)
(ブログ内のリンクです)

バランス

筆記の際は、キャップポストしても、しなくてもどちらもバランスがいいです。

このクラスの日本製の万年筆は総じてバランスがいいですが、特にいいと感じます。

何が違うのでしょう。
20g後半の物が多いですが、この数gのわずかな差が自分に合うかそうでないかの分かれ道なのでしょうか…。研究してみます。

重心

重心位置の2画像です。
まず、キャップポストした場合の重心はほぼ中心付近です。

キャップポストしない場合、こちらも中央付近、一番太いところです。

書き味・字幅

書き味

想像以上にガチニブでした。

特徴にも記載しましたが、インクフローは渋めでハードなペン先ということで速記にピッタリです。

硬いことは硬いのですが、不思議な感覚を覚えます。
鉄ペンの硬いとは違った感覚があります。硬さの中にもしなやかさがるという感じでしょうか。

字幅

私の所有しているものは M(中字)です。
紙は ライフ ノーブルノート 5mm 方眼。インクはプラチナ万年筆のブルーブラック。

少し紫がかったブルーブラック。
パイロットのブルーブラックも好きですが、少し明るめでプラチナ万年筆のブルーブラックもいいです。

あまり中字は購入しないのですが、インクフローが渋めということだったので中字にしました。
中字で正解だったと思います。
紙によってはさらに細字になることもあるのでこの太さでよかったです。

2023年1月16日から価格改定しました。プラチナ万年筆 公式サイトは こちら

プレジデント シルバートリム は 5,000円もアップします…。

プレジデントをなかなかお迎えしていなかった理由

プレジデントはすばらしい万年筆” とうわさは以前から聞いていました。

しかし、#3776 センチュリーをあまり使わなくなっていたのでそれに合わせて、プレジデントも少し敬遠していました。

#3776 センチュリーの遠ざけていたのはキャップのための段差です。
下の画像の箇所。
左がプレジデント、右が #3776 センチュリー。
#3776 センチュリー は筆記の際、ちょうど指にかかってしまい、エッジが気になってしまって嫌になってしまいました。

プレジデントは段差がゆるく(丸みがある)、気になることはありません。
そもそも別の万年筆なのでプレジデントを敬遠する必要もなかったのですが…。

気になるところ

下記の点が気になります。

気になるところ

■ 手に吸い付く感じがまったくしない(※)

※ : 樹脂が硬いため、持った時に手に吸い付く感じがまったくありません。これは別素材の軸の物を探すしかないでしょう。ただ、力を入れずともスラスラ書くことができ、書いていてすべるということもないので 強いていうなら気になるかな… というレベルです

まとめ

2023年1月16日に価格改定されました。プラチナ万年筆 公式サイトは こちら


日本製の万年筆の中で使用頻度 No.1 はしばらくの間、セーラー万年筆のプロフィット21でしたが、その座が変更になりそうです。

”万年筆を使うぞー!” と意気込んで使う時ではなく、ササっと書きたい日常使いにはピッタリです。
硬めのペン先を探している方は一度試して欲しいです。

思った以上の ”ガチニブ” ですが、所有欲を満たしてくれる一本、プラチナ万年筆 プレジデント シルバートリム でした。

選択する際、お役立てください。

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同価格帯のセーラー万年筆のレビュー記事です。
よろしければご覧ください(ブログ内のリンクです)。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

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文房具(特に筆記具)が好きなサラリーマン。万年筆は約100本・ボールペンも約100本・シャープペンは約50本(1,000円未満の商品を除く)、その他筆記具(フェルトペン、蛍光ペン 等々)も数え切れないほど購入し、毎日いろいろ試して楽しんでいます。これまでに日本の平均年収くらいは筆記具にお金を注ぎ込んでいます……。

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