レビュー|無印良品 アルミ丸軸万年筆(無印良品|万年筆)
記事公開日:2022.09.04
無印良品 アルミ丸軸万年筆です。
販売価格 1,590円(税込みの価格設定)。2023年1月に値上げをしましたが 1,590円で購入できる万年筆としては納得できる1本。
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”万年筆は高価なものじゃないとダメでしょ?” と思っている方(高価なものじゃないと使い物にならないと思っている方)に使っていただきたい万年筆です。
インク、コンバーターは 欧州規格(ヨーロッパ規格) なので様々なメーカーの物が使用できます。
気になった点は下記の2点。
- 軸が若干細いと感じる(※)
- 他の樹脂製の物にキズをつける
※ : 個人的に太めのペンが好きです
■ 無印良品 丸軸万年筆 の特徴・スペック
この記事を書いた管理者
これまでに約100本の万年筆を購入してきました。
最近では海外からペン先を購入してカスタマイズを楽しんでします。それらの知識をもとに記事を記載しています。
無印良品 丸軸万年筆
※ : Amazonカスタマーレビューに移動します
※ : 楽天市場は定価販売のお店が見つからないためリンクを掲載していません
ミドリ コンバーター(欧州規格|ヨーロッパ規格)
ミドリのコンバーターはお手軽価格でおすすめ。
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少し前まで丸軸万年筆は 1,090円だったので価格面での優位性がありました。しかし、値上げされてしまったので「ライティブ を選択するのもありでは?」と思います。
パイロット ライティブは 2,000円(+税)で、丸軸万年筆の弱点の乾燥に強いです。
個人的には はじめての万年筆にはライティブが一番 と思っています。
ライティブのレビュー 記事です。
万年筆の選び方・使い方、1万円以下のおすすめの万年筆 を掲載しています。
メンテナンス方法、万年筆でやってはいけないこと等、万年筆の基本的なことも掲載しています。
無印良品 丸軸万年筆 レビュー
無印良品 丸軸万年筆、カートリッジ/コンバーター(ヨーロッパ規格/欧州規格)両用式の万年筆です。
無印良品らしいデザイン
無印良品といえば、ムダのないシンプルなデザイン。丸軸万年筆も類に漏れず余計なものは一切 ありません。樹脂製にはない質感・さわり心地が特徴です。
コンバーター
コンバーターは別売り。欧州規格(ヨーロッパ規格)。
下の画像はコンバーターをセットしたものです。カランダッシュ(スクリュー式ではないもの)があったので使用しています。
比較的手に入りやすい シュミット、または ペリカン がいいかもしれません。
取り扱い店が多いのはペリカンですね。ただ、お店で買うと定価 1,100円(+税)します。
2023.09 追記
最近では取扱店舗も増えている MIDORI[ミドリカンパニー]のコンバーターもいいです。500円(+税)と手を出しやすい嬉しい価格。おすすめです。
下の画像はMIDORIのコンバーター。
カートリッジ であれば ペリカン、ウォーターマン のロングタイプがコスパがいいですね。
ペリカンが手に入りやすく、販売価格も安いのでGoodです。
日本製であればOHTOですね。
ミドリ コンバーター(欧州規格|ヨーロッパ規格)
ペリカン ロングタイプ カートリッジ
OHTO カートリッジ 6本入り
スペック
作り
軸とキャップの素材はアルミ製。
シンプルな作り。グリップからキャップまで同じ太さ。クリップを除いた最大径が 10mm。
手の大きな人には少し細いかもしれません。
ペン先
ペン先はドイツ シュミット社製(※)。字幅はF(細字)のみ。
※ : ペン、ペン先を販売しているスペインのお店 FPnibsのサイト 参照。
サラサラと筆記できます。ペン先には ”IRIDIUM POINT” と刻印されています。
キャップ
キャップは嵌合式(パチンととめるタイプ)です。
下の画像はキャップとキャップをペンのお尻です。
キャップポストする場合、この溝にキャップを入れます。あまり他で見ない作りです。
クリップ(CLIP)
ほどよい硬さのクリップ。
グリップ(GRIP)
グリップはローレット加工がされています。キツイ加工ではありません。
力を入れずとも筆記できるので、この程度の加工で問題ありません。
ただ、ローレット加工がない軸部分の質感でもすべりません。ローレット加工は不要かも…とも思ってしまいます。
書き味・字幅
サラサラ筆記できます。
シュミット社製なので日本製と比較すると 若干太めの字幅。日本製ですとFM(中細字)からM(中字)程度の太さです。
紙は マルマン ニーモシネ 方眼 5mm。インクは ペリカン 4001 ブルーブラックです。
サイズ・重さ
計測箇所 | サイズ |
全長 | 137mm |
キャップをはずした長さ | 125mm |
キャップポストした時 の長さ | 162mm |
キャップのみの長さ | 40mm |
胴軸最大径 | 10.0mm |
キャップ最大径 (クリップは除く) | 10.0mm |
計量パーツ | 重量 |
全体(※) | 19.0g |
軸部のみ | 14.6g |
キャップのみ | 4.4g |
※:カートリッジ、コンバーターを含まず
バランス
筆記の際は、キャップポストしても、しなくてもどちらもバランスがいいです。
重心
重心位置の 2画像です。
まず、キャップポストした場合の重心はちょうど中心より少し前です。
キャップポストしない場合、ほぼ中央です。
気になるところ
価格を考えると問題ないと感じるレベルですが、強いてあげると下記が気になります。
※ 1 : これは好みの問題ですが、個人的には若干細いと感じます。軸が細いと気づかないうちに力が入ってしまい、疲れてしまうことがあります
※ 2 : 金属軸でザラザラしているため、ペンケース等に樹脂製のものと一緒に入れておくと樹脂製のものがキズだらけになります
まとめ
金属製の軸なので ほどよい重さで、樹脂製にはない質感、作りがしっかりしていてGood。さすが無印良品のデザインといった印象です。
カートリッジ、コンバーターが欧州規格(ヨーロッパ規格)なので、使用できるインクもたくさんあります。
そして、ここまでサラサラと筆記が可能で 1,590円。
※:2023.01 価格が変更されました
価格改定前は 1,090円でした。時代の流れゆえに仕方ないとは思いますが……。1,090円の商品が500円アップはかなり衝撃的です。
字幅がF(細字)ですが、日本製(パイロット、セーラー万年筆、プラチナ万年筆)のものと比べると 若干、太めです(太い字幅なのでサラサラ書けるのではありますが…)。
ただ、乾燥に強いかといわれると、乾燥にはそこまで強くありません。
ペン先の乾燥が不安な方で金額の問題をクリアできる方であれば、パイロットのライティブの検討してもいいかもしれません。
価格がアップしてしまったので価格の優位性が少し減ってしまいました。そのため、乾燥にも強い パイロットライティブ の方が個人的にはおすすめです。
ライバル(?)商品比較
同価格帯でおすすめできる万年筆 ”パイロット ライティブ” との比較です。
アルミ丸軸万年筆 | ライティブ | |
メーカー | 無印良品 | パイロット |
価格 | 1,590円(税込) | 2,000円(+税) |
全長 | 137mm | 142mm |
太さ | 10.0mm | 12.4mm |
重さ | 19.0g | 12.5g |
カートリッジ/ コンバーター規格 | ヨーロッパ規格 | メーカーオリジナル |
キャップの締め方 | 嵌合式 | 嵌合式 |
ペン先の乾燥しにくさ | しやすい | しにくい |
パイロット ライティブのレビュー の詳細記事です。
無印良品 丸軸万年筆
※ : Amazonカスタマーレビューに移動します
※ : 楽天市場は定価販売のお店が見つからないためリンクを掲載していません
コンバーター(欧州規格)
ペリカン ロングタイプ カートリッジ
OHTO カートリッジ 6本入り
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