カスタマイズ

デルタ ドルチェビータスリムで使用できるペン先ユニットの作り方

さのB(さのびー)

かなりニッチな情報です。
ニッチすぎてまったく読んでいただけない可能性すらあります…。

デルタ ドルチェビータスリムで使用できるペン先ユニット(※ 1)の作り方 です。

※ 1 : ここでは「首軸+ペン先」を ペン先ユニット としています

ペン先ユニットといっても、メーカー製ではないので ”普通に使える”(※ 2) レベルです。
私が個人でいろいろ試して(※ 3)良かったものを掲載しています。

※ 2 : ”筆記できる”、”インク漏れがない” のレベル
※ 3 : 通常、入手できるものをいろいろ組み合わせて一番再現性が高かったもの

この記事は

  • 手間とお金がかかっても自分で修理してドルチェビータスリムを使いたい

と思った方に読んでいただきたいです。

この記事でわかること

■ ドルチェビータスリムで使えるペン先ユニット の作り方

注意点

■ 自己責任でお願いいたします(※ 1)
■ 完成品は普通に使えるレベル(メーカー製造の本物ではない)です
■ ペン先ユニット(※ 2)は日本では売っていないので海外から購入する必要があります(※ 3)

※ 1 : 3回作成してすべて成功しているので再現性は高いですが失敗がないわけではありません
※ 2 : ここでいう ”ペン先ユニット” は「ニブ+ペン芯+ソケット」を指しています
※ 3 : 海外からの購入する必要があるのと、仕様が変更になっていてもわからない(Web上にも情報がない)ため、すでに入手できない形状の可能性もあります ※ 訂正

※ : 国内で販売していました。楽天市場 で購入できます。2022年8月 現在 ここでだけです(楽天市場のリンクです)。

関連記事
ペン先がグラつく時に自分で修理する方法を記載しています。
> 万年筆のペン先がゆるい(グラつく)時に自分で修理する方法
(ブログ内のリンクです)

ドルチェビータスリムで使えるペン先ユニットの作り方

惜しまれながら廃業してしまったイタリアのメーカーデルタ(DELTA)社。
私は ”オレンジと黒” のインパクトのある筆記具の魅力にとりつかれたうちの一人です。

メーカーが廃業してしまったので修理ができません。
でも、”何とか使い続けたい” そんな熱い思いで試行錯誤を繰り返してきました。

万年筆の命ともいえるニブ

それでは、作るのに必要なものを順を追って説明していきます。

まずはニブ。
下の画像は左が パイロット カスタムヘリテイジ91(パイロット 5号サイズ)のニブ。
右が デルタ ドルチェビータスリム と同じ型のニブです(BOCK社 076型。実際は 14金製)。

雰囲気(サイズ感、形状)は似ています
(心の声:使えそうだし、使いたい!)。

パイロットですので入手のしやすさ、書きやすさは間違いありません。

ちなみに下の画像はパイロット カスタムヘリテイジ91 の首軸。
ドルチェビータスリムにセットしてようとしても全くセットできません。

セットできれば ”パイロットはデルタと互換性があります!” で
この記事は終了です(実際、互換性はありません)。

セットできるものはないか?

こちらはデルタの後継会社ともいわれているレオナルドの首軸です。
ピッタリはまります。

しかし、さすがにこの色では・・・ですよね。
黒っぽいものも発売されてはいます。
そして、スチールのペン先です。
できれば金ペンが良いです。

こちらの首軸どうでしょう(下の画像右側)。

同じようなサイズ感ですし、もともとのドルチェビータスリムと同じ黒の首軸です。
今回、使用するのはこの首軸です。

FPR TanoshiiJr

下の画像が「FPR TanoshiiJr」の首軸です。
ペン先(ニブ+ペン芯)がネジ式になっており、外すことができます。

本来の使い方ではないので控えめに記載しておきます。
こちら 楽天市場 で購入できます(楽天市場のリンクです)。

このペン先にパイロットのニブを付けることもできます。
セットできますがペン先が多く入ってしまいバランスが良くありません。

下の画像の右側が FPR TanoshiiJr のペンユニットにパイロットのニブを差し込んだ状態です。
左側が今回紹介する方法で作成した完成品。

作り方

それでは作り方です。

用意するもの

まず用意するもの(材料と工具)です。

材料

材料 1

パイロット カスタムヘリテイジ91


材料 2

FPR TanoshiiJr の首軸


材料 3

JOWO 5号 ペン先ユニット(※ 1)

※ 1 : 2022年8月 現在、国内では販売していません※ 追記

※ : 国内で販売していました。楽天市場 で購入できます。2022年8月 現在 ここでだけです(楽天市場のリンクです)。

海外のサイトではありますが「FPNibs」検索してみてください。JOWO社、BOCK社をはじめ、様々なメーカーのニブを購入できます。私も 2回購入しています。
スペインのお店なので送料が 4,000円弱程度、期間は 1週間程度 必要です。
商品の価格によっては 関税が必要 となります。

下は以前購入した時のものです。

工具

工具 1

紙ヤスリ(400番 程度)


工具 2

ゴム板(※ 1)

※ 1 : ペン先を外す際、差し込む際に使用します

作成手順

作成手順です。


手順 1

JOWO ペン先ユニットのソケットを削る(※ 1)

※ 1 : この記事内ではこのパーツを「ソケット」と記載します。
下の画像の赤枠の箇所を削ります。上部 ① は実際に首軸にセットして、はみ出していなければ問題ありません。② に関しては平らになるまで削ります。詳しくは少し下の「画像サンプル」を参照ください


手順 2

カスタムヘリテイジのニブをゴム板で挟んで外す


手順 3

ペン先ユニットソケットにペン芯とニブをセットする(※ 2)

※ 2 : ゴム板で挟んで少し力を入れてねじる必要があります

画像サンプル

加工サンプル

下の画像は加工前の JOWO のソケット。

下の画像は加工後のです。

簡単に削るには?

あった方がいい工具としてホビールーターがあります。
ホビールーターの先に両面テープでソケットを固定し、紙ヤスリを巻き付けて削ればすぐに削れます。

  • > ホビールーター
    (ブログ内のリンクです)。
  • ② の部分を削る場合、ホビールーターがあれば簡単に削ることができます。

    使用する場合、下の画像のようにセットします。
    この状態でホビールーターを起動し、紙ヤスリを巻き付けて絞っていると削れていきます。

    ① の部分(先端)は大量に削るわけではないのでヤスリを台の上に置いて、調整しながら削ります。

    ニブをセット

    ソケットにペン芯とニブをセットした状態。
    ソケットの中にへこみがあるため、セットできる方向は決まっています。

    下の画像は首軸にセットした状態のものです。
    完成品です。

    首軸にセットする際、ネジ山がピッタリ一致しているわけではないので少し力が必要です。
    ゴム板で挟んでゆっくりセットしてください。

    下の画像は裏側から。
    もしかしたら現在発売されているペン芯は この形状ではない 可能性があります。

    まとめ

    BOCK社のペン先は一度分解すると緩くなることが多いです。
    他の記事で紹介しているのですが、補修する方法もあるにはあります。

    関連記事
    ペン先がグラつく時に自分で修理する方法を記載しています。
    > 万年筆のペン先がゆるい(グラつく)時に自分で修理する方法
    (ブログ内のリンクです)

    私の所有しているドルチェビータスリムは経年劣化がひどく、首軸にヒビが入ってしまいました。

    ご存じの通りデルタ社は廃業してしまっています。
    そのため、メーカー修理ができません。

    家にあるものや、いろいろ購入して、試してこの記事のペン先ユニットへたどり着きました。

    メーカー製造のものではないので、カートリッジ・コンバーターを付けた際、通常より 0.数ミリ単位 で刺さりが浅い 気がします。
    1年以上使用していますが、今のところ抜けてしまったり、インク漏れは発生はしていません。

    注意点

    ■ 自己責任でお願いいたします

    番外編

    ドルチェビータのペン先ユニットも交換しました。
    ただこちらは再現性がないので方法としては掲載することができません。

    ニブをBOCK社製からJOWO社製に変更しています。
    上でも掲載したのですが「FPNibs」(FOUNTAIN PEN NIBS)で購入したニブを少し加工してセットしています。

    デルタのペン先ユニットは接着剤で固定されているので外せないんですよね…。
    今回、たまたま外すことができた のです。
    そして、うまく修理できました。
    たまたま なので再現性がないのが残念です。

    BOCK250 タイプはニブがズレる印象が個人的にはあります。
    変更後のペン先(画像の物(JOWO 6号))はズレが発生しにくいです。
    むしろこちらの方が良いと思うほど…。

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    最後まで読んでいただきありがとうございます。 また遊びに来てください!

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