【レビュー】パイロット キャップレスLS(万年筆|パイロット)

ノック式万年筆 パイロット ”キャップレス”。
キャップレスシリーズの最上位モデルの ”キャップレスLS”(Capless LS)です。
”LS” とは、Luxury(ラグジュアリー)& Silent(サイレント)を意味しています。

”ラグジュアリー” と謳うだけあり、高級感の漂う 1本です。
そして、”サイレント” ということで、キャップレスの弱点であった ”ノック音” がほぼなくなっている のは特筆すべき点です。

この記事でわかること

■ キャップレスLSのスペック・特徴
■ キャップレスLSの気になるところ・おすすめポイント

キャップレスLS

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日本三大万年筆メーカーの パイロット から発売されているノック式万年筆「キャップレス(Capless)」シリーズ。
いくつかシリーズがありますが、その中でも最上位シリーズの ”キャップレスLS” です。

キャップレスLS 公式サイトは こちら(公式サイトのリンクです)

基本情報

商品名キャップレスLS
価格(税抜)35,000円
ペン先の出し入れ(※ 1)ノック・ツイスト式
インク補充の方式カートリッジ/
コンバーター両用式
カートリッジの規格メーカーオリジナル
字幅F(細字)・M(中字)
全長 1(※ 2)145mm
全長 2(※ 3)140mm
最大径(※ 4)13.6mm
重さ(※ 5)41.8g

※ 1: ペン先を出す際はノック、収納する際はツイスト
※ 2:ノックしていない状態
※ 3:ノックしている状態
※ 4:クリップ部含まず
※ 5:本体のみ。カートリッジ、コンバーター含まず

万年筆を選ぶ基準

万年筆を選ぶ基準としてあるのは パッ と思いつくので下記のようなものでしょうか。

  • 書き味
  • ニブの形状
  • ペン先の素材
  • 太さ
  • 重量
  • バランス
  • デザイン
  • ブランド
  • 価格

何を優先して選ぶかは人それぞれ違います。

キャップレス シリーズ に絞った時点で解決している項目もあります。
判断する際のなにか参考になれば嬉しいです。

それでは 詳細 を見ていきましょう。

パイロット キャップレス(Capless) とは?

キャップレス(Capless)のおさらいです。

キャップレス(Capless)について…
(クリックで開閉します)

こちらは通常版キャップレス(Capless)です。

世界初

日本三大万年筆メーカーの売上トップ企業のパイロットコーポーレーションが 1963年 世界初のキャップがない万年筆、ノック万年筆として発売されたそうです(「そうです」なのは当時を知らないため)。

ロングセラー

60年 近く前からあるロングセラー商品ですね。

おそらく当時は衝撃的

キャップのネジを回してキャップを外してキャップポストして文字を書く…それが当たり前の時代に、キャップがないなんて…、かなり衝撃的だったと想像できます。

公式サイトは こちら
(パイロット公式 キャップレス 商品ラインナップのページリンクです)

キャップレスLSの特徴・商品スペック

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サイズ・重さ

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重さ 41.8g、最大径 13.6mm
数値だけで見ると、重め、太めの軸です。

実際、手にして筆記すると重い印象はなく書きやすいです。
筆圧をかけることなく、手に乗せてペンの重さだけで筆記できるイメージです。

全長 1 (※ 1)145mm
全長 2 (※ 2)140mm
最大径 (※ 3)13.6mm
重さ (※ 4)41.8g

※ 1:ノックしていない状態
※ 2:ノックしている状態
※ 3:クリップ部含まず
※ 4:本体のみ。カートリッジ、コンバーター含まず

第一印象・素材

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全て金属製。
光沢仕上げで中心にあるリングカットも相まって、非常に高級感があります。

クリップが邪魔に感じるかもしれませんがそんなことはありません。
むしろあるおかげで、ペン先の向きがわかって役に立つほどです。

ペン先

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F(細字)・M(中字)から選択可能です。

素材は 18金。
ノックすると約 8mm ペン先が出てきます。

バランス

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下の画像の矢印付近が重心です。中心よりやや後ろが重心です。

重さがあるため、手に乗せてペンの重さだけで筆記することが可能。
手に乗せるイメージなので寝かせ気味が書きやすいです。

その他 パーツ

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キャップレスLS は見た目が美しいです。
美しさもご覧いただきたいので各パーツと合わせて様々な角度から。

宝飾加工技術が使われたカットリング。
美しいです。

クリップ

シャープな形状でほどよい硬さです。

ノック部

ノック前の状態。

ノック後の状態。

こちらに指を掛けて、ツイストすることでペン先を収納します。

分解した状態

分解した状態。
これまでのキャップレスと同じ造りです。

左からヘッド部、ペン先ユニット、カートリッジカバー(※)、ノック部。
※:コンバーターを使用する際はカートリッジカバーは使用しません

コンバーター

コンバーターを使用する場合、CON-40(別売) です。

関連記事
カートリッジインクについての詳細はこちらの記事をご覧ください。
≫ カートリッジインク
(ブログ内のリンクです)

コンバーターについての詳細はこちらの記事をご覧ください。
≫ コンバーター
(ブログ内のリンクです)

カラー展開

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下記のカラー展開です。

  • ラグジュアリーブラック
  • グジュアリーブルー(この記事のカラー)
  • ラグジュアリーパープル
  • マッドブラック

気になるところ・おすすめポイント

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私の思う「気になるところ」、「おすすめポイント」です。

強み弱みの画像

気になるところ

■ ノック時にペン芯でシャッター部分を下に押すのでインクが付着する(※ 1)
■ コンバーターでは半分程度しかインクが吸入できない
■ ノック距離が長い
■ なれるまで前後 逆に持ってしまう
■ キャップ式万年筆と比べると乾燥しやすい
■ 字幅がF(細字)・M(中字)しかない
■ ペン先を収納する際、ツイスト式(※ 2)
■ 少し値段が高い印象(※ 3)

※ 1:べったり 付きます。キャップレスの構造は公式サイトで詳細をご覧ください。
公式ページは こちら (パイロット公式ページのリンクです)
※ 2:これまでのキャップレスを使い慣れている方限定です。これまでのキャップレスは収納する際もノックでしたのでツイストして収納するというのに戸惑います。慣れの問題かもしれません。
※ 3:装飾(カットリング加工)をはじめ 高度な加工技術が使われているためだと思いますが、もう少し安ければ…と思います。

おすすめポイント

■ 万年筆っぽくなく使用することができる
■ ノックすれば書くことができる
■ ノック音がほとんどしない
■ 他のキャップレスのペン先を使用することができる(※ 1)

※ 1 : 確認しているもので キャップレス デシモキャップレス フェルモ であればペン先ユニットが同じ形状なので交換することが可能です。キャップレスLSはF(細字)・M(中字)のみですが、他のキャップレスの異なる字幅のペン先があれば、交換して使用することも可能です。
私が持っているキャップレスは古い(約15年前に購入)からかもしれませんが使用できませんでした。

下の画像の左側が私が所有しているキャップレスのペン先ユニット、右側がデシモのペン先ユニットです。

注意点

ヘッド部分の水へのつけ置きはおすすめしません。
錆びました

以前、キャップレス(通常版)のヘッド部を付け置きをして赤サビが発生しました。
現在は素材等が変わって発生しなくなっている、LSは違う可能性もありますがおすすめしません。
今は洗浄後すぐに布団乾燥機先端にビニール袋を付けて速攻乾かしています。
公式ページでもヘッド部の水洗いは推奨していません。

まとめ

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ノックすれば書くことができる万年筆 キャップレスシリーズ。

キャップレスシリーズの最上位モデルの ”キャップレスLS”(Capless LS)。

高級感の漂う 1本です。
キャップレスの弱点であった ”ノック音” がほぼなくなっている ので打ち合わせ等で音を出したくない時でも使用可能。

手元を華やかに演出してくれる 1本です。

こちらもおすすめ
キャップレスとキャップレスデシモの比較記事です。
≫ キャップレスとキャップレスデシモの比較
(ブログ内のリンクです)

補足:洗浄方法

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通常の万年筆と造りが違うので迷われる方がいるかもしれません。

別の記事ですがキャップレスの洗浄方法がありますのでこちらもご覧ください。

関連記事
キャップレスの洗浄方法はこちらの記事をご覧ください。
≫ パイロット キャップレスの洗い方
(ブログ内のリンクです)

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